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日時:平成14年6月7日(金曜日)18時10分〜20時30分
場所:市役所6階会議室
■企画調整課長挨拶
■出席者紹介
<出席団体(18団体、20名)>
青葉山の緑を守る会/グループみずほ/郡山堀浄化運動推進協議会/サイカチ・ネイチャー・クラブ/自然環境・市民ネットワーク仙台/水魚方式研究会/仙台市河川愛護会/仙台市カヌー協会/仙台風倶楽部/仙台・水の文化史研究会/仙台南地区広瀬川環境美化推進協議会/名取川水系水質調査ネットワーク/日本自然保護協会宮城県自然観察指導員連絡会/広瀬川の清流を守る会/広瀬川遊楽会/北部広瀬川愛護推進協議会/水環境ネット東北/「四ッ谷の水を街並みに!」市民の会
<出席市関係課等(9課・1コンサルタント会社、16名)>
企画局企画調整課/環境局環境管理課/経済局農業土木課/都市整備局街並みデザイン課/建設局百年の杜推進部管理課/下水道局河川課/青葉区まちづくり推進課/水道局給水部計画課/教育局生涯学習課/三井情報開発(株)総合研究所
■前回議事概要確認
■議事 「(仮称)悠久の流れ・広瀬川創生プラン策定・推進事業」の進め方等についての意見交換※出席者の互選により、議長として広瀬川の清流を守る会の日下氏を選出
●主な質疑応答
- 川の水をきれいにするのは、やはり山。上流は人が近づけるような川辺ではなく、私たちが親しく水辺に接することができるのは、川内や大橋付近とか非常に限られる。そこは安全であってほしいが、あくまでも水をどのようにしてきれいにしていくか、そのためには山をどうしていくかが重要。
- 新聞にも出たが、田植え時期に本流からの多量の取水で、その下流域が渇水状態となり魚が死んでしまうという問題もあり、行政、市民、事業者など様々な立場から、広瀬川に対する総合的な対策や考え方を形にすることが求められている。
- たとえば、カヌーを安全に楽しくするためには広瀬川をどのようにしたらいいのかといった思いを中心に、行政や水量の問題、遊びの棲み分けなど、生きた話をして頂ければと思う。
〈テーブルに別れての話し合い〉
●テーブルごとの意見発表
Aテーブル代表
- とても皆さん熱心で素晴らしい話があった。
- 渇水のない豊かな水量の広瀬川を。魚が安心して遡上できる環境を。
- 仙台の歴史の中で、広瀬川を認識し考える必要がある。たとえば、地すべり対策の崖面工事・植樹にあたって、そこの崖が実は川底だったという事を発見した。広瀬川は一体どういう風に流れてきたのか、どういう歴史があるのか、是非知りたい。
- 最近、子どもたちが川に入って遊ばない。子どもたちに川に親しんでほしいが、そのためにはきれいでなければいけない。子どもたちに遊んでもらうという目的意識をもって川をきれいにしていきたい。水質検査や水生生物調査など、小・中学校に呼びかけて、大学の協力も得ながら取り組んでいけないか。
- 予算があったら、郡山堀の下流を早く公園化してもらいたい。
- 中州問題については、仙台土木事務所が担当していて、水環境ネット東北が野鳥や樹木の調査をしているが、市も協力して、行政同士の密なるつながりを構築してもらいたい。
Bテーブル代表
- このようなアンケートや冊子をいっぱい作っているが、それが実践に移されていないという痛烈な意見があった。
- 市内各所、特に広瀬川の沿川には、過去の歴史を物語る地名がある。そうした事象を子どもたちに教えていく必要がある。その結果、親たちもまたそれを認識する。そうした学習の仕組みづくりを考えていくべきではないか。
- 愛宕堰あたりが野鳥の宝庫になっている。蛍の復活は、安易な移入により生態系の破綻に繋がるかもしれないので、慎重にすべき。
- 広瀬川の歴史的資料を今後調べて作っていってはどうか。
- 建物の高さ制限があるのにも関わらず、広瀬川の周りに高層ビルが立っている。法律との兼ね合いでうまく裁ききれていないのではないか。
Cテーブル代表
- 広瀬川に学習館を作ろう。広瀬川にテーマを絞った写真展、絵画展、紙芝居、VTRコンクールなどを定期開催してはどうか。
- この報告書は終着点ではなく、通過点であって、行動が重要。
- 川が人、物をつないだ昔があった。未来を模索するために、広瀬川の歴史に思いを馳せてもいいのではないか。川沿いの歴史をもっと目立つように。
- また泳げる川にしてほしい。
- 営林署のブナの伐採がひどく、土砂が広瀬川に流れた。
- ヒートアイランドに対して、河川の水の蒸散が、気温を下げる働きをしている。
- 雨水流入の調整はできないか。
- もう少し動物の分布も調べたらどうか。
- 知識だけではなくて、行動も伴うプログラムがあってもいい。
- 片平のマンション群は何なのか。
Dテーブル代表
- 広瀬川は仙台のシンボルであり、様々大きな意味をもってきたけれども、市民は特別に広瀬川と親しくしてきたわけではない。広瀬川の水を直接汲んでいたのではなく、実は四ッ谷用水の水を使っていた。遊歩道をつなぐという程度の整備はいいかもしれないが、あまり車がたくさん来たり、学習館を作るような大掛かりな整備は不要ではないか。むしろ、四ツ谷用水を整備して、四ツ谷用水の水がこうであれば、広瀬川もこうだなというふうに、母なる川、広瀬川に思いを馳せた方がよい。
- 森に手入れが必要であるように、川にもなんらかの手入れが必要。
- 川の水量や水質を守るには、森林の保全が第一。森林の保全は山に住む人だけではなく、市民みんなで負担していくべき。
- 広瀬川には、県、国という行政区分があるが、いっそ市に権限移譲をしたらどうか。しかし権限以外の維持管理費用はどうなるのかという疑問も生じた。
Eテーブル代表
- 千代大橋の下流で河川を掃除していても、川面が見えない。土砂の堆積物などが護岸にたまり、どこを水が流れているのか全然わからない。川なのだから近くに水があって、そこで足を浸してチャプチャプしたい。
- 遊歩道が途切れているので繋げてほしい。川に降りたい。子どもたちを川に連れていき、水に入りたい。河岸段丘という地形的な問題もあるが、人為的に作られた護岸などが邪魔して降りられない。
- 河川敷内に自動車学校があったり、後から川に付け加わったような土地利用が多すぎるのではないか。川から水を人間の生活のためにもっていってしまって、下流側には全然流れない状況も起きている。本来の川の姿に戻すべき。川で遊びたい。出発点は子どもたちに川に入ってもらいたいという思い。
- 次の世代の子どもたちが川に入るために、私たちは何かしなければならない。お金のかからないものは何かと考えると、自分たちの団体が一つだけぽつんとやってもアピール力がないし、活動が広まらないということがある。今日、このような機会を設けて頂いたが、それぞれの諸団体がほかの団体と手を組んで前に進んでいったらいいのではないか。たとえば「川の日」をつくって、それぞれの活動で一斉に何かしたらいいのではないか。
- 活動している団体には賞状をあげて表彰するのも、お金がかからないで実現性のある方法ではないか。
●発表後の主な質疑応答
議長
- 皆さんの熱い思いが伝わってくる話をたくさん聞かせて頂いたが、そうした思いのエッセンスは、実はこの報告書の中にもしっかりと入っている。
- 川が川らしく、広瀬川が広瀬川らしくあるためにはどうしたらいいのか。400年前に政宗さんが見た広瀬川と今の広瀬川は全然違う。悠久の流れとして、これから100年後、200年後にどうなっているのかを考えると、様々な問題が心配される。川の安全、利水の問題、環境の保全、市民の関わり方など、こうした問題について、歴史、自然、文化など、いろいろな切り口で、我々が共通認識を持ち、思いをみんなで共有するということが、次のステップにつながる。
- 報告書には、60%の方が広瀬川に対して関心を持たれ、80%の方が仙台の象徴だと思っているというデータが紹介されている。こうした皆さんの思いが形になるよう、具体的な行動に発展していくよう、次回の懇談会に結びつけていければと思う。
- 今後は、泊まりがけで、徹底的に議論する機会を設けるなどの工夫もしてはどうか。
事務局
- こういう機会は、もう少し先にもう一度設けたい。
- これまで2回懇談会を開催してきたが、皆さんにはボランティアでご足労願っている状態だが、ワークショップ等の開催費用が予算化されているので、市民活動団体の皆さんに委託する方向で検討を進めている。
市民団体
- 今、広瀬川の管理は下水道局河川課になっていて、行政は川を排水路としか捉えてないように感じるので、実際に河川課の人はどう思っているのか、現場の声を聞きたい。
- 先ほどから、川と森は一緒だという話をほとんどの方がしている。仙台市には森林に関してどういうセクションがあるのか。上流の森林はどこが管理していて、現場の人たちが本当にどう思っているのか聞きたい。
事務局
- 個人的な思いとしては、将来的に森と川や水をセットにして考えるようなセクションが適切な局にできればいいと思う。
企画調整課長
- 組織上の問題として、企画局がいいのか、下水道局がいいのか、建設局がいいのか、議論は必要かもしれないが、組織の中での業務の再配分でしかない。ネーミングにとらわれるよりも、その仕事の内容や取り組み姿勢こそ問われるべきではないか。
- 森林行政については、国の施策がメインになるが、本市としても経済局の中で可能な範囲で取り組んでいる。
議長
- 今後の議論のテーマの一つとして、行政と川とのあり方というのをきっちりやってはどうか。行政の考え方、我々の考え方、いろんな立場の考え方があると思うので、もう一度各団体の方々に意見等を出していただくよう事務局で手配し、それらを少しまとめていただいて、一緒に議論していろいろな可能性を含んだ叩き台を作るのがよい。
市関係課
- 行政の中でも、もう少し認識の共有化が必要な部分もある。報告書の資料編の部分でも、私の認識と違うと感じる箇所もある。情報というのは、正確でオープンでなければならないと思うので、市の内部でも各テーマを突きつめて議論をした方がよかったのではないか。
事務局
- 市役所の中で20以上の広瀬川と関わる課がある。河川のゴミなどの問題も含めるともっと多い。しかし、広瀬川全般に関して、役所の中で情報交換を行ったり、ビジョンを作ったり、市民との窓口になる部署はない。それぞれの部署が、よかれと思う広瀬川に関わるそれぞれの取り組みをポツポツやっている。
- 皆さんが、こういう事をやりたいと市役所に相談に来られた時、一生懸命な職員とそうでない職員、よくわかっている職員とわからない職員で、対応の仕方に違いが生じることもありうる。市民、活動団体の声や思いを総合的に受け止めることができれば、市は河川管理者ではないけれども、これまで以上に市民の意向を県・国に要望していくことも可能になっていくと考える。
- 今回の事業にあたっては、役所としても庁内検討会をつくって、河川課、農業土木課、生涯学習課など多くの関係課の参加を得ながら、全庁に関わる仕事として企画調整課が中心になって進めている。報告書は、庁内検討会や国・県にもチェックをお願いしたうえで作成したもので、企画調整課が関係課にも諮りながら、今後の施策・政策の方向性を決めていくための提案としてとりまとめたもの。表現の仕方などで、若干踏み込みすぎたり、担当課の思いと違う部分もあるかもしれないが、市民や活動団体の皆さんの気持ちや活動を実現していくために役所がお手伝いできる仕組みを作っていくための叩き台としてとりまとめた。この報告書を材料に、皆さんに自由に議論して頂ければと思う。
- 先ほどの要望にあった、各セクションの現場担当の話を聞きたいという件だが、各担当者は自分の役割・仕事としてやっているので、個人を責められても困る部分もあるが、皆さんの今後の議論や活動に役立つことであれば検討してみたい。
- 庁内検討会で検討して、その結果を次回報告する。
- ネットワークというか、今日のような形で議論できる場や仕組みが必要かもしれない。次回の懇談会では、今日の議論を踏まえて、議長さんやコンサルにも協力をいただきながら、こういう事をやれないだろうかという具体的な提案を市側からしたいと思うので、それに対して皆さんから賛否を含めた意見を頂戴したい。
市関係課
- 広瀬川をこういうふうにしたいと思って、同じような話し合いを何回しても、なかなか進まない。たとえば、テーマを決めて勉強会をやるとか、ディスカッションする場を作るとか、進め方に関する意見を、もう少し皆さん方から出してもらった方がいい。
企画調整課長
- 先ほど議長からも同じような提案があったので、皆さんに今後の進め方についての意見照会を出して、それを集約し議長さんはじめほかの皆さんにも相談して、次回の懇談会に諮りたいと思うが、いかがか。 → (出席者了承)
事務局
- 予定の時間を過ぎたので、閉会とする。この新しい試みを成功させたいので、今後とも協力をお願いする。 → (拍手)
以上
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