2. 広瀬川創生プランの視点と作成方法
私たちは広瀬川のあるがままの姿を尊重し、その有形無形の恵みに感謝する気持ちを持ち、人として広瀬川を活かし広瀬川に生かされる営みを展開してゆきたいと願います。それは、自然という存在である広瀬川を通してまちづくりを推進していくということに他なりません。まちづくりの視点を、水循環あるいは住民の暮らしというようなひとつの方向にのみ据えるのではなく、広瀬川というレンズを通して、「ひと」「まち」「かわ」「しくみ」などの全体を見渡していきたいと思います。そのための総合的な行動計画を、「広瀬川創生プラン」としてまとめてゆきます。
そのような視点に立つならば、市民やNPO、行政、企業などといったあらゆる主体は、まず、"広瀬川に対するパートナー"であろうとすることが不可欠であり、その姿勢を共通の基盤とすることで連携の構築を目指す必要があると考えます。そして、自発的にそれぞれの役割と責任を担って活動し、市民行政協働で広瀬川創生プランの作成に取り組んでいこうと思います。
この事業は仙台開府四百年記念事業の一環である「悠久の流れ・広瀬川創生プラン策定・推進事業」に基づいたものです。平成13(2001)年度に「広瀬川創生プラン策定のための基礎調査」が実施され、平成14(2002)年度には3回の「これからの広瀬川を考える懇談会」開催を経て、「広瀬川創生プラン素案づくり」を市民行政協働ワークショップ方式で進めてきたという経緯を踏んでおります。また、庁内検討会においても、その経過と内容が並行して検討されております。
「広瀬川創生プラン素案づくり実行委員会」は、平成14(2002)年10月10日に設立され、計9回の委員会、その中に設けたテーマ別部会の活動、上空からのヘリ視察(協力;国土交通省東北地方整備局)、バス視察・夜学(広瀬川創生プラン素案づくりワークショップ)、広瀬川市民フォーラム等を実施しました。それらの中で出された意見や、市民フォーラムでのアンケート・「広瀬川への手紙」に書かれた想いなどを編み込んで本素案にまとめております。
この素案は、「広瀬川創生プラン」のたたき台とするため、本実行委員会が仙台市の委託を受けて作成したものです。本実行委員会は、これまでの自主活動の経験と知識を活かし、市と意見交換を積み重ねながら、できるだけ多くの主体の参加を得て実施していくための行動計画としてこの素案を作成しました。
本実行委員会の委員は、平成14(2002)年8月に実施された仙台市のアンケート調査に対し、「広瀬川創生プラン素案づくり実行委員会に参加する」と答えた15の市民活動団体の代表者と、協力団体8団体の代表者から成ります。