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第2章 これから目指していく広瀬川

2-2 広瀬川創生に向けた共通目標

 2-2-1 市民協働の作業

 広瀬川を「知る」「見る」「聞く」「味わう」「触れる」ための市民協働作業を継続的に実施します。多くの人たちが広瀬川を体験できる様々な機会を創出し、広瀬川と仙台市民との関わりを通して、まちづくり・ひとづくりを、川づくりと一体として考えます。子どもたちが遊べる川、大人が憩える川、老若男女が楽しみ、暮らしに密着した川、各人の想いの中に生き続ける川、そのような広瀬川の新しい魅力を創り出します。市民共有の財産広瀬川が悠久でありつづけるため、"ふるさとの川"として市民一人一人が誇れる広瀬川を常に模索していきます。
  それぞれが独自性を持ちながら活発な動きを展開している市民活動団体、河川愛護会、町内会等々が、「広瀬川」を合言葉に、広瀬川創生に向けて歩みを進める道が大きく開かれました。それぞれの組織の知恵と工夫、長年の活動の歴史と地域力とが、目標を一つにして共鳴することで相乗効果を生み出し、活動する喜びを味わうことを目指します。

 2-2-2 『広瀬川の窓口』の設置

 市民活動団体の協働作業と同様に、行政にも「広瀬川」に関わる協働を求め、市役所各部署・県・国、農業関係、地域づくり担当、商工部門、教育関連などを含み、窓口を一つにしぼった『広瀬川の窓口』の設置を働きかけていきたいと考えます。ふるさとの川・広瀬川はこれまでにない行政の連携を可能にしていくエネルギーを包含していると考えます。源流から河口までを有する仙台市が核になり、行政内の連携を組み上げていくことが、広瀬川創生に向けての強い牽引力となり、ひいては全国に先駆ける行政連携の範となるでしょう。

 2-2-3 2050年を目指して

 かつて、大橋の擬宝珠には≪仙人橋下 河水千年……≫と刻まれていました。≪ゆく河の流れは絶えずして……≫と方丈記にもあります。河川に関することは悠久の時に匹敵する計画期間が相応しいかもしれません。まちづくりは百年・千年先を見据えてということも言われます。しかし、人間の尺度にも合わせ、この市民協働提案の広瀬川創生プランは半世紀を大きな一区切りとし、平成62(2050)年を目指します。
  平成12(2000)年からの中長期計画の立案は、(仮称)『広瀬川市民会議』の中での課題とし、そこで広瀬川創生に向けた共通の理念や目標について検証しあいます。(仮称)『広瀬川市民会議』(市民組織)と『広瀬川の窓口』(行政組織)とは"やじろべえ"の如く、常にいい意味の緊張関係を保つことで支え合い活かし合いながら運営に携わっていきます。

  いうまでもないことですが 広瀬川はそこにある、それだけで、素晴らしいのです。広瀬川そのものがエコミュージアムです。その素晴らしい広瀬川に私たちは守られて暮らしています。仙台のまちは広瀬川に生かされて成り立っています。多くの人たちにそのことを伝え、伝え、伝えて広瀬川ファンを増やし、市民一人一人が、「青葉山と広瀬川は仙台のシンボルです」と誇りを持って表明できることを確信します。


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