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2.公開審査会実施報告
〔 質疑応答 〕
- 水中ミノムシ、キタガミトビケラの住む川づくり
〔宮城教育大学水生昆虫研究会〕
まず、水中ミノムシと呼ばれているキタガミトビケラの面白い特性を知っていただきたいと思います。
多くの水生昆虫は泳いだり川底を這いまわったりしますが、この虫の幼虫の巣には支持柄がついていて、それで石の表面にくっつき、ぶら下がって生活します。巣から腕を広げて昆虫をつかまえ、むしゃむしゃと食べます。動き回らなくてもエサがとれるのは、その川にエサが豊富にあるということです。
この虫はきれいな水の指標生物としても知られています。広瀬川上流域の支流の小川に多く生息しており、川幅が狭く、大きな石がたくさんあり、両岸が森になっている場所を好みます。また、作並あたりに多く生息するということは、そこの水質が良いばかりではなく、岸辺の自然環境も良いということですから、誇りにしてよいことだと思います。
また、人の住んでいる地域の近くに生息するということから、人と共存できる生物と言えるのではないでしょうか。
| Q: |
キタガミトビケラを取り上げたのはなぜですか? |
| A: |
とても見つけやすく、棲んでいる状態が観察し易いからです。 |
| Q: |
これにとりつかれた理由は? |
| A: |
暮らし方の仕組みが全部観察できて面白かったからです。 |
| Q: |
キタガミトビケラの分布調査から広瀬川の管理について提案するということですが、具体的な意見は? |
| A: |
川の管理は、治水の考え方のように人にとって都合の良い方向にもっていきがちですが、川の環境を改善するなら、両岸に木のある状態にするのがいいと思っています。 |
| Q: |
この虫の分布状況はどうですか。 |
| A: |
全国的に生息しています。 |
| Q: |
浅瀬に入れば見られるのですか。 |
| A: |
ひざ下くらいの深さで見られます。子どもでも大丈夫です。 |
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