- 考察および提案
(2)市民企画コンテストの結果について
「広瀬川市民企画コンテスト」において提案された内容は、1.「川や自然観察・体験・遊び」、2.「地域紹介・観光」、3.「自然保全・生物保護・再生」と分類される。
コンテストでの参加者投票による「私も参加したい賞大賞」となった企画は、上流部にループルバスを走らせる「もっと知りたい広瀬川」、5月に川にロープを張って鯉のぼりを飾る「広瀬川で鯉のぼり」、散策路の整備や案内標識の設置を提案した「まさむねウォーキングロード」であった。上記の分類によると、これらは2.「地域紹介・観光」分野の企画にあたる。
「私も参加したい賞」は企画に主体的に参画したいものという意味であったが、多くの参加者は、そういう企画があればお客さんとなって参加したいものを選んだように思われる。
市民企画コンテストへの会場参加者は、広瀬川に関心のある人たちであると考えられるが、「誰かがやってくれれば参加したい」という受け身の姿勢がうかがえた。
市民協働を実現するには、こういった市民を参加から参画へとどのように取り込んでいくかが大きな課題であると考えられる。特に若い世代になると、川に訪れるのは芋煮会のみである場合も多く、また居住地による意識、関心の差異も大きい。このことから、コンテストで発表された企画に関心を持った参加者が、企画の実現に向けてより主体的に参加できるようにするため、これからの仕組みづくりや広報体制がより重要であろう。
今回のコンテストで、参加者から共感を得た魅力ある企画を実際に実行することにより、それに参加した人がその後に参画や主催する立場で活動をはじめることも期待される。今後は、さらなる潜在的な参加者の掘り起こしが大きな目標のひとつといえる。
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