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広瀬川フェスタシンポジウム


シンポジウム録

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司会司会写真

 皆様、本日は<「広瀬川フェスタ・シンポジウム」広瀬川の新たな魅力の発見に向けて〜各流域を語る〜>にご来場いただきまして、ありがとうございます。私、司会を務めさせていただきます仙台市建設局百年の杜企画課 丹野靖子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 仙台市では、仙台開府四百年となりました平成13年度から記念事業の一つとして、広瀬川の保全に加え、新たな魅力の発見・創出をしながら次世代に引き継ぐための行動計画である「広瀬川創生プラン」を市民行政協働で取り組み、本年3月に策定いたしました。
 プラン推進初年度である本年は、広瀬川をテーマとしたり、活動のフィールドとしている市民活動を広く市民に紹介し、多様な市民の参画を得るためのイベントとして、昨日、広瀬川宮沢緑地において行われた野外イベント、および本日のシンポジウムを企画いたしました。
 本日のシンポジウムについてですが、皆様ご存じのとおり、広瀬川は上流から下流まで、さまざまな姿をしております。また、その姿は、季節や天候によっても表情を変え、各流域における特徴や魅力を持っています。そのため、各流域で行われている市民活動も多種多様です。
 そこで、広瀬川の新たな魅力の発見に向けて、各流域にスポットを当てながら、広瀬川をより多くの市民に愛され親しまれる川とするための取り組みや広瀬川をテーマにしたまちづくりを市民・行政の協働により進めていくことについて、本日は皆様と共に考えてまいりたいと思います。
 それでは、開演に先立ちまして主催者である仙台市建設局長 中村克正より皆様にご挨拶申し上げます。


中村主催者挨拶の写真

 皆さん、こんにちは。仙台市建設局長の中村です。今日は「広瀬川フェスタシンポジウム」にお集まりいただきまして、大変ありがとうございます。今、司会からもお話がありましたが、仙台市では広瀬川、市民のシンボルとなっているこの川について、長く保全すると共に、その魅力を次世代まで伝えていかなければならないのではないかということで、「広瀬川創生プラン」をつくってきたわけです。
 今年の3月に完成し、今年は初年度ということで、広瀬川でいろいろな活動をされている方々のお手伝いをいただき、昨日、今日の2日間にわたり、「広瀬川フェスタ」を開催したわけです。昨日は野外イベントということで、カヌー体験とか写真教室、鯉のぼりの絵付け、その他いろいろな催し物をやったわけです。あいにく少し雨に降られたところもありましたが、それでもなかなか好評を博したのではないかと思います。
 今日はシンポジウムということで、前半がTBCのカリスマ気象予報士の斉藤さんに講演いただくことになっております。私は毎朝必ず東北放送を見てから出勤しているのです。「朝ズバッ!」を見て、「ウォッチンみやぎ」ということで、斎藤さんが、今日の天気はこうなるということで、非常に分かりやすく解説いただくわけです。それで朝に傘を持っていくかどうかを決めます。今日は非常におもしろいお話を聞けるのではないかと思っております。
 斎藤さんは、最近は天気だけではなくいろいろなところに幅を広げているようで、ここに来る前も、鈴木京香さんの撮影をホテル仙台プラザでやっているのだそうですが、そちらの方へ行ってからこちらに来たということです。そういう話は、今日は聞けないかもしれませんが、幅を広げていて、たぶんおもしろい話も聞けるのではないかと思っております。
 後半は、「仙台市広瀬川清流保全審議会」の会長であり、また「広瀬川創生プラン策定推進協議会」の会長を務めていただいております東北工業大学の江成先生をコーディネーターとして、上流はニッカウヰスキー仙台工場の荒谷工場長さん、それから中流域ということで、冒険あそび場−せんだい・みやぎネットワークを主催しておられる高橋さん、下流の方は、名取のハマボウフウを育てているとともに、海岸の再生に取り組んでおられる名取ハマボウフウの会の今野さん、それから広瀬川を管理しておられる宮城県仙台土木事務所の平間さん、この5名の方のパネルディスカッションということで、私も非常に楽しみにしているところです。
 この程、水環境ネットの方が「もっと知りたい!杜の都・広瀬川」という本を出したようですが、中を見ますと大変おもしろい内容になっております。以前、私が読んだ本で、仙台市在住の佐伯一麦さんが出している「川筋物語」があります。これは広瀬川の上流面白山から、下流閖上までを克明に、歴史とか伝説や風土などいろいろなものを取材している、エッセイ風の小説です。これを見ましたとき、私ももう一度上流から下流まで歩いてみたいなと思った記憶があります。
 たぶん今日のこのパネルディスカッションを聞いた方はみんな、もう一度上流から下流まで広瀬川を歩いてみたいなという気持ちになられるのではないかと思います。いずれにしても、今日のパネルディスカッションはあまり堅苦しい話にはならないはずですので、4時までの間、皆様方存分に楽しんでいただきたいと思います。それでは、よろしくお願いいたします。


司会

 引き続きまして、記念講演を行います。演題は「広瀬川のこと、教えて!斎藤さーん」と題しまして、講師には私立TBC気象台気象予報士の斎藤恭紀様においでいただきました。
 ここで講演に入ります前に、斎藤様の経歴について、ご紹介させていただきます。本日の講師の斎藤恭紀様は平成14年東北放送株式会社へ入社。同年4月より同社は東北地方の放送局として初めて予報業務許可事業者となり、私立TBC気象台長として独自予報を発信。皆様おなじみの朝の番組「ウォッチンみやぎ」を担当され、大変ユニークな天気予報をするお天気キャスターとして活躍されております。

 それでは斎藤様、よろしくお願いいたします。

斎藤記念講演・斎藤さん写真1

 こんにちは。講演は何回かやっているのですが、いまだに緊張します。見たことがない方もいるかと思いますが、私は朝、TBCの「ウォッチンみやぎ」という番組をやっております。「ウォッチンみやぎ」の放送は、実は非常に少人数で行われています。私の前にはカメラマンとフロアディレクター、音声さんの3人しか、外にはいません。スタジオの中には、MC、横山、大徳、生駒のキャスターがいますが、それでもディレクターが2〜3人いるだけで、すごく少ない人数でやっています。特にローカル局などは、本当に少人数でやっています。講演では、このように大勢の前で話すことはあるのですが、いまだに緊張します。ですから、少し暖気運転をさせてください。少しずつ調子を上げていきます。
 今日の講演は1時間ですから、1時間ずっと難しい河川工学の話とか気象学の話とか、気象学は、気象予報士ですから知ってて当たり前ですが、私は全然河川工学などは知りません。皆さんが今日聞いて、「広瀬川って」、「あ、身近にあるのに」、「こんなにたくさん自然がある」、「こんなに面白い歴史があるんだ」、帰ってからお子さんとか家族と「へえ」と思えるような、広瀬川のトリビア的な話をしたいと思います。
 ただ私が一方的に話すのも面白くないので、クイズ形式にしたいと思います。皆さん、参加してください。15問、用意いたしました。15問用意して、その中で最も回答数が多かった方に、私からプレゼントを差し上げます。
  私はTBCの「ウォッチンみやぎ」という番組で、お天気キャスターをやっております。それまではどこにいたのかというと、千葉にいました。千葉で何をやっていたかというと、民間気象会社にいたのです。皆さん、民間にお天気予報を出す会社があるということを知っていましたか。天気予報を出してお金をもらっているのです。
 例えば、どういうところにサービスしているのかというと、コンビニエンスストアは民間の気象情報会社から天気予報を買っています。どうしてかというと、気温1度で全然売り上げが違うからです。
 例えば、前日よりも気温が3度上がって今日が25度、体感的に暑くなった。そういうときには、冷し麺が売れます。温かい麺が売れなくなります。もし事前に、明日が最高気温が今日よりも3度以上上がって26度まで上がりますというデータが入っていれば、そのコンビニの棚に温かい麺全部はずして、冷たい麺を出せば、冷たい麺がたくさん売れます。温かい麺を置いていたら全然売れなくて、それを全部捨ててしまうことになります。廃棄ロスが多くなってしまうのです。
記念講演・斎藤さん写真2 事前に天気予報を知っていれば、発注にその天気予報を使ってたくさんの利益を上げることができます。アイスクリームだって、23度以上になると乳脂肪のアイスが売れるようになるのです。25度以上になると乳脂肪は売れなくなるのです。かき氷が売れるのです。このように気温のデータをコンビニエンスストアが買って、それを利益にしています。
 そこで、私はずっと天気予報の修行をしました。気象予報士試験もそこで受かりました。恥ずかしい話、8回受けました。気象予報士試験、8回目でようやく受かりました。そして、縁があって私は宮城県に来ております。これは東北放送に転職で来たのです。最初来たとき、びっくりしました。何をびっくりしたか。そうです。今日の広瀬川です。広瀬川を見たときです。
 「斎藤君、この週末、芋煮あるけど、行く?」、「芋煮?芋を煮るんですか」。関東では芋煮なんてないのです。聞いたこともない。そういえば、誰かが多摩川の渓流に行って、バーベキューをやりながら芋煮をやったとか、そういうのは聞いたことはあるけれども、「芋煮ねえ、秋にやるんですか」、「そうなんだ。秋の、紅葉のシーズンの前にやるんだよ」ということを聞きました。「どこで?奥新川の方とかでやるんですか。奥の方でやるんですか」、「いや、すぐそばの牛越橋で」、「都会の川ですよね」、「いやいや、都会の川でも、みんなやってるよ」。
 我々千葉で育った人間にとっては、川というのはどぶです。下水を流す運河ですよ。そういう頭しかありません。ですから、そのように市民の方が川のそばに行って、芋煮をやったりバーベキューをしたり遊んだりという考えが、千葉では全然ないのです。そのことにまず驚きました。それだけ、自然がたくさん残っているのだなと。
 今回、私は仙台市さんから、このような広瀬川のシンポジウムの話をいただきました。気象と広瀬川を絡めてやってほしいと。難しいなとか思いながら、いろいろと調べました。さすがに自分の持っているものだけではできないので、調べるうちに本当に広瀬川というのは、我々の生活に大きく関わっています。ただ我々は広瀬川の方に、なかなか目が向いていません。でも、目を向けていると、さらにたくさんのものが我々に向かってくるかもしれません。今日は、それを皆さんに少しだけでも、認識してもらうというのは少し偉そうですが、広瀬川にはこんな歴史背景があり、こんな自然がたくさん残っているのだな、ということが分かればいいかなと思いまして、15問をつくりました。
 それでは、さっそくクイズをやりたいと思います。簡単です。1番から4番まで、これが正解だと思うものについて、皆さん頭の上に挙げてください。今日は後ろの写真展にも、結構ヒントがたくさんあったのです。ですから、最初にここに入る前に見た方は、結構回答数が上がるかもしれません。お子さんでも参加できる簡単な問題です。皆さん、家族で話し合って、家族それぞれで1番から4番までバラバラの答えを出した方が正解率が上がるかもしれません。
 それでは、今ちょうど3人入ってきまし記念講演・斎藤さん写真た。これからクイズ大会をやるから、座ってください。まだ間に合いますよ。途中から入ってきた人も大丈夫ですから、総回答数16問ですから。なかなか16問すべてに回答できるというのは、難しいと思います。それでは、やりたいと思います。


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