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私の広瀬川インタビュー

広瀬川に関心がない人たちにできるだけ広瀬川へ目を向けてもらえるよう、市民にとって身近に感じられる仙台市に関係の深い著名人に、広瀬川との関わり、想い等を語ってもらいます。
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第1回目 さとう宗幸さん
さとう宗幸さん
平成15年9月30日(火)

聞き手:白井信雄(三井情報開発(株)総合研究所)

『青葉城恋唄』
聞き手
 仙台市が行った市民アンケートでは、「広瀬川」というと「青葉城恋唄」が連想されるといった結果が得られています。「広瀬川」と聞いて、「青葉城恋唄」のことを連想する人はたくさんいると思いますので、まず青葉城恋唄のことについてお聞きしたいと思います。「青葉城恋唄」は、NHK仙台の「FMリクエストアワー」に寄せられた詩にさとうさんが曲をつけられたそうですが、その詩を最初にご覧になった時の印象はどうだったでしょうか。また、さとうさんご自身は、どのような思いから、その曲をつくられましたでしょうか。
さとうさん
 最初に見たとき、歌詞の一番初めの部分に「広瀬川」が書かれていたので、とても印象深かった記憶があります。また、「七夕」とか「青葉通り」とか仙台の象徴的なものが織り込まれていたりね。
 それまでにも、仙台を歌った歌というのはあったのですが、どうしても大きい歌になりませんでした。仙台というのは、ご当地ソングのようなものは、大きい歌にはなり得ないだろうというような県内外の評価もありました。また、音楽業界の中でも、不毛の地で音楽は育たないというような風評があるような状況でした。
 そんな中で、あの詩は、歌謡曲や演歌、ムード歌謡のようなものとは違って、極めて叙情的な内容の歌詞でした。歌詞が送られて、すぐに曲を作り始めて、あっという間でしたね。5分と経たずにできた作品ですから。僕も、仙台での思い出をほじくり返せば、広瀬川の様々な思い出が多いですから。いろんな人が、仙台を思い出すときに広瀬川とその周囲の町並を想起するということは同じだと思います。

『広瀬川の想い出』
聞き手
 古川の高校をでて、大学時代を長町等の広瀬川沿いで過ごされたということですが、大学時代の広瀬川に関する一番の思い出はどのようなものでしょうか。
さとうさん
 学生時代には、長町にもいましたし、向山にも長くいました。いずれにしても、大学に通うのに必ず広瀬川を渡ることになるので、朝な夕なに広瀬川を見る生活でした。現在は新愛宕橋ができていますが、当時は石造りのような風情のある愛宕橋が架かっており、大学から帰るときにその橋を渡っていました。
 大学2年生の頃には、少林寺拳法をしていました。キャンパス内の道場で練習をするときもあったのですが、天気のいい日はみんなで広瀬川に行って、愛宕橋の少し上流が緑地公園のように河川敷に少し広場のように整備されているところがあったので、そこで少林寺拳法の練習をしていました。また、やや上流では芋煮会なんかもしました。

『広瀬川で一番好きなところ』
聞き手
 それでは、今となって広瀬川で一番好きなところはどこでしょうか。
さとうさん
 これも学生時代というか、青春時代の様相を呈しますが、僕は少し上流にいった仲ノ瀬橋の辺りが一番好きなんですよ。今は、仙台西道路ができて自動車道路が直結したために、大きな橋が架けられ、ちょっと景観としてはイメージが変わりましたが、当時はあそこから広瀬通をまっすぐいって、仲ノ瀬橋を渡ると右に二高があって左に仙台商業があって、そして東北大学があってという景観が良かったですね。
 仲ノ瀬橋の下が、これまたスポーツ公園のようになっており、あの辺りの広々とした河原がすごく好きで、後ろで野球をやっている人たちの声を聞きながら、護岸に腰を下ろして流れをとりとめもなく眺めているのが好きでね。対岸が西公園や市営プールなどがあるところなのですが、街のど真ん中でありながら相当草木が繁茂しているんですよ。そして、流れも結構浅瀬が多いので、せせらぎの音を際だたせていたりするところなんかも好きです。
 また、あそこから見る大橋というのがまたきれいで、あの大橋にツタが絡まっているところなど、一番広瀬川らしい姿を見せてくれていると思います。

『カヌーから見た仙台』
聞き手
 ボートなどは乗られましたか。
さとうさん
 宮沢橋の辺りで何度かのった記憶があります。つい最近ですと、去年の夏に番組の取材で評定河原の辺りから愛宕橋までカヌーで下ったんですよ。水が少なかったので上流から下るのは難しく、八幡町から下る予定が評定河原から下ることに変更となったのですが。
 今まで、仙台に30数年住んできて、広瀬川を身近で親しいものだと十分認識していながら、水面から見た広瀬川というのは全然違いますね!カヌーは水面すれすれを流れるわけですが、カヌーで下りながら街に林立するビルを眺めるというのは初めてでしたからね。百万都市の仙台を、また広瀬川を、俺は独り占めしているという錯覚ですね。わずか一時間もないカヌー下りでしたが、改めて広瀬川の魅力というのを認識しました。
 最終的にはカヌーの魅力にとりつかれてカヌーを買ったんです。残念ながら、買ってからまだ一度もやってないですが。

『広瀬川がある仙台が好き』
聞き手
 カヌーが大都市のまちの中でできたり、アユ釣りができたりと、大自然が身近にある大都市というのは少ないのではないでしょうか。
さとうさん
 そうです!「宗さん、仙台のどんなところが好きなんだ?」と聞かれたりしたときによく答えているのが、例えばコンサートなんかで、広島や福岡、少し人口が多いですが名古屋といった同じぐらいのレベルの街にいきますと、都市型の高速道路なんかが街の中を走っていたりしますし、ああ都会だなあと思うわけです。そして仙台に帰ってくると、同じレベルの街といいながら、広瀬川という大きな川が流れて、自然の姿のままでいるというのがあるし、都市型の高速道路があるわけでもなく、広瀬通、青葉通、定禅寺通といった緑の豊かな街なみがあるのを見ると、都会という二文字を感じさせないところが仙台の魅力かなと思います。そう考えると、余計に仙台の中で広瀬川という存在がすごく大きいと思うね。

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