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私の広瀬川インタビュー


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第6回目 斎藤恭紀さん


『仙台暮らし若葉マークとしての広瀬川』

聞き手
 ご出身は千葉県千葉市とお聞きしていますが、2002年にTBCに入社されて初めて見た広瀬川の印象をお教えください。
斎藤さん
 大都市でこんな清流が存在するんだなというのが素直な感想です。私は千葉出身で東京や大阪にも行ったことがあるんですが、川はほとんど水路ですよね。広瀬川は緑が多いし、街の景観とも非常に合っていて、これが川なんだなということを認識させられました。
 千葉の川ってあまり誰も近づかないんですよ。臭いとか、汚いとか、危ないとかで。大阪は水の街で4年間住みましたけど、水質自体が本当にひどいものでヘドロみたいな臭いがする。そういう川しか見たことがなかったので、街を流れる美しい広瀬川というのは正直感動しましたね。
聞き手
 アンケート調査では、川のまわりで遊ぶなどの機会が少ないという結果が出ていますが、実際、広瀬川を取り巻いて行われる活動は結構あります。斎藤さんがこれまで体験された行事などで印象に残った点を教えていただきたいのですが。
斎藤さん
 私は報道部に属していますので、広瀬川を取材したり、広瀬川の鮭の産卵を見に行ったりという機会はとても多いですね。あと、プライベートでは芋煮をする機会も結構あります。この前、芋煮の取材に行ったら西日本の方がたまたま来てたんだけど、河原で鍋を火にかけて芋煮をすること自体が衝撃だ、あれは法律で罰されないのかと。九州のほうではだめらしいんですよ。秋に芋や肉をみんなで炊いて食べるという風習は、関東の人もあまり知らないと思うんですよ。川が綺麗だから、それから都会の中でのご近所や職場の付き合い、コミュニケーションが生きてるから、芋煮ができると思うんです。そういう意味では宮城の芋煮、山形の芋煮って日本に誇れる「河原パーティー」と言えるんじゃないかと思います。年に一回、芋煮だけでしか広瀬川と触れ合わない人もいますよね。川と触れ合うという意味において、芋煮はすごく重要な部分じゃないですか。
聞き手
 広瀬川の特徴を活かしてこういう事ができたらいいな、と思うことはありますか。
斎藤さん
 千葉の川は近づけないんですよ。護岸でかためられていて、遊べるような河原もないんです。それに比べると広瀬川は河岸段丘で下に下りるのは大変だけども、河原で遊んでる人とか芋煮をしている人がいます。それからバーベキューをやりますよね。河原でバーベキューなんていうと、東京や千葉では奥多摩とか養老渓谷に行かなきゃいけない。一ヶ月くらい前から計画するようなビッグイベントなんですよね。仙台の人から見ると芋煮やバーベキューの会場でしかない、ということになると思うんだけど、河原がすぐ側にあってバーベキューをやろうと思えばできるっていうのは、それだけ川が近い証拠だと思うんですけどね。十分、生活に溶け込んだ川だと思うんですけど。
 では、より川に触れるようにするにはどうすればいいか。一般市民の目から言えばもうちょっと、川に下りる道とか階段とか、遊歩道とかを整備していただけたらより近づけるようになるのかな。川と接近する方法を考えれば、子どもたちも楽しめてお年寄りも楽しめるようになるんじゃないですかね。岩手の盛岡の市内を流れる川や京都の鴨川では、気軽にみなさん散歩したりデートしたりしていますよね。



斎藤恭紀さん『テレビでとりあげたい広瀬川』

聞き手
 
昨年度、仙台市で広瀬川創生プランを策定しまして、広瀬川HPの開設や広瀬川を舞台として活動する広瀬川市民会議が発足しています。こういう動きの中で、斎藤さん独自の考えで、番組で採り上げるとしたらどんなものがありますか。
斎藤さん
 
広瀬川の歴史っていうかな、たとえば広瀬川で昔ウナギが獲れていたとか、そういうの写真で見るの結構好きなんですよね。四ツ谷用水も含めて個人的に非常に興味があるので、昔の広瀬川と今の広瀬川をもっと勉強して視聴者に伝えることができたらなあと思います。
 気象予報士としては当然、広瀬川周辺の自然ですよね。広瀬川の自然から見た長期的な気象の変化とか、広瀬川の水温から見た夏の天気とか。2003年の夏は全然水温が上がらなくて冷水病が蔓延してアユが死んじゃって、全然鮎釣りができなかった。あれはまさに、異常気象の映し鏡だったと思って。そういう広瀬川の歴史とともに、広瀬川と気象のリンクを伝えていきたいなあと思っています。
聞き手
 
季節の変わり目に川というのは敏感な所がありますよね。うぐいすの初音が今年は遅かったとか早かったとか、鮭が初めて上ってきたとか、そういう情報が結構あります。
斎藤さん
 
そうそう。そういった季節の映像やニュースでは必ずといっていいほど広瀬川って登場しますよね。本当に広瀬川は、われわれ仙台市民の季節の指標になってますよね。百万都市でこれだけ季節感を感じられるのは、広瀬川があるからっていう部分ありますよね。他にないですよ、こんな所は。ずっと住んでる人はピンと来ないかもしれないですけど。
聞き手
 
雨が降ったりすると斎藤さんの天気予報の中で、広瀬橋の写真を出しますよね。
斎藤さん
 
豪雨時とか大雨時とかの広瀬川の状況はなるべく出すようにしようと思ってます。広瀬橋にある水量計のデータは台風時なんかに使うようにしています。広瀬川の水かさの情報は結構ニーズがあるので。視聴者の中には、「雨がたくさん降ったね」っていう日常会話をする時に「広瀬川結構水かさ増したよね。それくらいたくさん降ったんだね」みたいな見方をする人が多いですよね。それから鮎釣りの時とか、やっぱり水量は気になりますよね。
聞き手
 
朝の「ウォッチン!みやぎ」を見ていると視聴者からの情報が細かくて、ローカルですよね。
斎藤さん
 
蔵王の平沢地区に昔いた高野家に代々気象予報の担当の家来がいたらしいんですよ。それがまだ残っていて、85歳のおじいさんが蔵王の青麻山の空の色とか雲の流れで天気予報やっていて、先祖代々、的中率が8割だそうです。教えてもらいたいくらい。
 広瀬川の流域にもいないですかね。鳥の声とか、虫の声とか、風景とかで予報ができる、そういう人がいたら面白いですよね。


『仙台市民の皆さんへのメッセージ』
聞き手
 
最後にカリスマ気象予報士からメッセージをお願いします。
斎藤さん
 私は外から来てるので、仙台の人よりも広瀬川の存在価値がわかる気がするんですよ。都市を流れる川でこんなに美しくて、癒してくれる川ってない。私は毎日通勤で大橋の上を車で通ってくるんですよ。一番仙台に来て働いてよかったなと思うのは大橋の上を車で通るとき。こんな都会でこんな自然が残っている所に住むことができてすごく幸せを感じています。広瀬川は本当に仙台市民にとって日本に誇れる川だなと思うので、みなさん、広瀬川を大事にしましょう。すごく陳腐なオチになっちゃいましたけど。広瀬川は本当に素晴らしい川だと思いますけどね。



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