広瀬川ホームページ

トップページ仙台市の取り組み広瀬川創生プラン−目次>はじめに


はじめに

 広瀬川は、山形県境付近の上流端より名取川との合流点を経て仙台湾に至るまで、全流路・流域が仙台市の行政区域内に完結する一級河川です。百万都市を貫流しながら、市街地の中で眼にすることができる瀬や淵、自然崖等は、多様で豊かな植物や動物の生息を可能とし、大きく蛇行する形状ともあいまって、変化に富む景観が展望できる、他の大都市には見られない特徴を持っております。杜の都・仙台のシンボルとして、古くは伊達政宗が仙台開府の夢を「河水千年」と詠んでから現在に至るまで、永く市民に親しまれ、市民の誇りとされてきました。

 しかしながら、1970年代には生活廃水の流入等によって、広瀬川の水質は大きく悪化しました。この事態に対して、本市では、全国に先駆けて河川環境を守るため、昭和49年に「広瀬川の清流を守る条例」を制定し、市民との協働により水質浄化や景観・自然環境の保全に取り組んできました。その結果、広瀬川は「21世紀に残したい日本の自然100選」や「名水百選」「日本の音風景百選」に選ばれるなど高い評価を受けるに至り、今日では全国的に名を知られる、市民共有の貴重な財産となっております。

 昨年、本市では「広瀬川の清流を守る条例」制定30周年という節目を迎えました。しかし、平成14年に本市が実施した「広瀬川に関する市民アンケート調査」によれば、市民の広瀬川への関心や親しむ機会といったものは、大都市への急速な成長の陰で市民のライフスタイルの変化などもあり、以前ほどではなくなってきていることがうかがえます。

 広瀬川創生プランの策定にあたっては、これまでの広瀬川の自然環境や景観の保全・改善運動にとどまることなく、広瀬川に関わる、くらし・学習・観光・レジャー等の多様な視点から、改めて広瀬川と私たち市民との新しい関わり方を模索することから着手しました。杜の都・仙台のシンボルである広瀬川の新たな魅力の発見と創出を図りながら次世代へと引き継ぐ責任を果たしていくことは、今日生きる私たちの責務ともいえます。このプランを市民・行政共通の実効的な行動計画として推進することにより、広瀬川をテーマとした市民と行政の協働による総合的な本市のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

平成17年3月31日            仙台市長    藤井  黎


←前ページへ戻る  ←次ページへ進む ↑このページのTOPへ