vol.15 青下水源地を訪れて

第1回 仙台市水道記念館

今回訪れたのは、青葉区熊ヶ根にある「青下水源地」。

【広瀬川散策マップ】

広瀬川の支流・青下川を水源とするこの水源地は豊かな自然に恵まれ、「近代水道百選」にも選ばれています。今回は青下水源地にある仙台市水道記念館と青下ダムを訪ねました。

仙台市水道記念館は、平成5年に仙台市水道給水70周年を記念して作られた施設で、仙台市の水道の歴史やしくみ、水源の役割などを学ぶことができます。

【仙台市水道記念館】

玄関から入ってすぐ、目に飛び込んできたのは仙台市の水道の歴史が紹介されたコーナー。普段、何気なく使っている水道ですが、現在に至るまでに様々な歴史があることを教えてくれます。

1504

【仙台市の水道の歴史】

仙台市の水道が給水を始めたのは大正12年。その後、市勢の伸展や給水区域の拡大、市民生活の向上に伴う水需要の増加に対応するため、5次にわたる拡張事業や配水管整備事業が進められてきました。

【青下水源地鳥瞰図 昭和8年の様子】

現在、仙台市の給水区域は約360平方キロメートルに及び、各家庭まで水を届ける配水管の総延長は約3400キロにもなるといいます。3400キロというと、仙台からフィリピンのマニラまでの距離に相当するそうですから驚きです!