vol.1 広瀬川で遊ぼう

今年で3回目を迎えたイベント「広瀬川で遊ぼう」。実は私、初回から“参加”させていただいています。
最初の参加は、一昨年の5月5日。別な取材が終わり、宮沢橋を渡って会社へ帰ろうとしていた時、川面をふと見ると、文字通りにこいのぼりが泳いでいました。鳴子ダムや七ヶ宿ダムなどでこうしたこいのぼりのイベントをやっているのは知っていましたが、「仙台市内中心部でこの光景はスゴイ!」と思い、さっそく取材をして当日のニュースで放送しました。これが「広瀬川で遊ぼう」との最初の出会いです。
(参考URL:http://skip.tbc-sendai.co.jp/tenki/masa/050509.html

昨年も取材をし、愛用の一眼レフカメラで写真も撮影。今年もまたお邪魔させてもらおうと考えていたところに、イベント参加の話をいただきましたので、喜んで引き受けました。

私が参加したのは、最終日の5日・こどもの日。天気が心配されましたが、くもり空というまずまずのコンディション。少し肌寒さがあったものの、広瀬川に飾られたこいのぼりは、心地よさそうに泳いでいました。私は「屋根より低いこいのぼり」と勝手に呼んでいますが(笑)、いつ見てもおもしろい光景ですね。それとともに、優雅に水を泳ぐこいのぼりを見ているうちに、広瀬川にたくさんの魚が住み着いてくれればという願いも…。100万人都市の中で、これだけ自然が残された川は貴重な存在だと思います。いつまでも残して行きたいものですね。

今回、最も楽しみにしていたのが「Eボート体験」。Eボートとは、子どもからお年寄りまで誰もが(EVERYBODY)、簡単に(EAZY)、そして楽しく(ENJOY)水辺の素晴らしさを体験できるという、たくさんのEが詰まったボートのこと。こうしたボートに乗るのは初めてのこと!一緒に乗り込んだみなさんと協力し合いながらボートを漕いで、鳥のさえずりが聞こえる初夏の広瀬川を満喫しました。

河川敷にいる時はそれほど感じませんでしたが、ボートを漕いでいると川面を吹き抜ける風の冷たさにビックリ。都市のヒートアイランド化が進む中、川の近くでは気温の上昇が抑えられるというデータがあります。川が“天然のクーラー”的な存在になっているということを、肌で感じ取ることができる貴重な体験でした。

この他、ポニーに乗馬したり、昔の広瀬川の写真を見たりして、有意義な時間を過ごすことができました。部屋にエアコンがなかった大学時代、夏の暑さに耐えられず、当時住んでいた川内から近い牛越橋下の河原で、足を広瀬川の水に浸けながら涼んだりしたなど、これまでも個人的に親しんできた広瀬川。今回のイベントを通して、より身近なものに感じられました。みなさんも来年、参加してみませんか?