夏編 第1回 この暑さでミツバチたちも熱中症に?
仙台でもこの夏は例年にない猛暑続きでしたね。
これは太平洋高気圧の勢力が○○だったからです。
さて、取材に訪れた日も、仙台では33.5℃まで気温が上がり、大粒の汗をかきながら大竹さんに話を聞きました。
マサくん(マサ)
こんにちは。今年はほんとうに暑い日が続いていますね。
大竹さん(大竹)
今日も暑いですね。
マサ
こうした真夏日が続く中、ミツバチたちの様子はいかがですか。
大竹
気温が高いこと自体は、生き物たちの活動も活発になるので良いことですが、こうしてあまりに暑いと…
マサ
何か影響が?
大竹
ミツバチたちの活動があまりに活発のため、巣が大きくなりすぎて巣箱からはみ出てきてしまっているハチの群れもいます。
マサ
あらら…大丈夫なんですか?
大竹
本当はもっと大きな巣箱に移し替えるとかしなければいけなかったのですが。
もうここまでくると、このまま持たせるしかないですね。
マサ
巣箱がいっぱいだと、中は相当暑そうですね。
大竹
ええ。ちなみにこれは観察用に前面にガラスを入れた巣箱です。この白くなっているころが蜜を貯めているところです。
マサ
すごい!もう巣箱がいっぱいに。
大竹
箱の中には1万匹以上のミツバチがいるので、ただでさえこの暑さですから、余計に暑くなっているでしょうね。
さっきの巣箱からはみ出ているミツバチたちも、全部が巣に入りきらなくて外に出ているのではなくて、巣箱の中が暑くて涼んでいるのもいるはずです。
マサ
暑い巣箱の中にいるとミツバチたちも熱中症になったりして(笑)
大竹
結構暑さには強いのですが、あまりに暑くなり過ぎると、女王蜂の産卵が止まってしまうので、もっと涼しいところを求めてミツバチたちが巣を放棄して出て行ってしまうことがあります。うちでも残念ながら群れがひとつ巣箱から出て行ってしまいました。
おそらくもっと涼しい大年寺山の上の方へ行ってしまったのでは。
マサ
そうして出て行くときの兆候はあるのでしょうか。
大竹
毎日観察していれば、様子がおかしいのはすぐ分かります。
出て行ってしまった群れも、直前に様子がいつもとは違っていたのですが、その後私が不在にしている時に出て行ってしまいました。