冬篇 第3回 キャンドルづくりは意外に地道な作業!?
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そうこうしているうちに、火にかけていた蜜蝋がいい感じに溶けてきました。色はすっかりハチミツカラーになっています。そこで、大竹さんが私に差し出したものは一本の凧糸。
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大竹さん(以下大竹)
この糸が芯です。これに溶かした蜜蝋をつけて、冷やして固まったらまた蜜蝋をつけて、と繰り返しながら少しずつ太くしてキャンドルを作ります。
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マサくん(以下マサ)
ええっ、そんな地道な作業なんですか!?
大竹
そうです。手作業で何度も蜜蝋につけては冷まし、つけては冷まして、 と繰り返しながらキャンドルに仕上げていくんですよ。
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この細い糸から立派なキャンドルに仕上がるまで、いったいどれくらいの時間がかかるのか想像もできませんが、とにかくやるしかありません…
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蜜蝋に付けては冷やして固めるというシンプルな作業。とはいえ、同時にスタートしたはずの大竹さんキャンドルの太さは、早くも私のものよりも明らかに太くなっています。
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大竹
欲張ってたくさん蜜蝋を付けようとしてあまり長く鍋に入れすぎると、せっかく固まった蜜蝋が溶けてしまうので気を付けてください。
マサ
…む難しい…
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