
日時:平成24年2月14日(火)
場所:仙台ビジネスホテル
聞き手:吉川登(仙台市建設局広瀬川創生室)

第1回 “本間ちゃん”の愛称の由来は業界用語
●聞き手
まずは、本間ちゃんの子どもの頃のお話から聞かせてください。
牡鹿町のご出身とうかがっています。
どんな環境で過ごされたのでしょうか?
●本間ちゃん
今は石巻市鮎川ですね。
宮城県の東のはずれの牡鹿半島の最先端なので、
自然と一緒に育った感じです。
釣りをしたり、野球場がありませんでしたから
空き地を見つけては野球をやったり、
ちょっと規模が大きくなりますが、
山を半分使って陣取りをやったりしていました。
●聞き手
ずいぶん壮大なスケールの遊びですね。
●本間ちゃん
やっぱり自然の中で遊ぶ事が多かったですね。
木の上に基地を作ったり。
●聞き手
木の上の基地は子どもの憧れですよね。
●本間ちゃん
防空壕を探検して怒られたりもしました。
●聞き手
子どもの頃から愛称は“本間ちゃん”でしたか?
●本間ちゃん
それは違います(笑)。
仙台放送にいる当時のプロデューサーから
“本間ちゃん”と呼ばれていました。
この“ちゃん”を付けるのは業界用語なんです。
昔、番組にそのまま“本間ちゃん”で出たことがきっかけですが、
親しみを込めて“本間ちゃん”と呼んでもらえるので、
良かったと思います。
●聞き手
呼びやすいですよね。
でも、そう言われると、
確かに業界っぽいですね。

●聞き手
地区の名前が“鮎川“ですが、
鮎は遡上してきたのでしょうか?
●本間ちゃん
昔は鮎やサケが遡上してきたようですけど、
僕らが子どもの頃は高度成長期だったので
工業用排水などで川が汚れていたんですね。
そういった排水を流さなくなってからは
随分水がキレイになって、
中学生位の時にはウナギが戻ってきたりしました。※
●聞き手
広瀬川にも鮎やサケが遡上してきます。
流域に住んでいても
サケの遡上を知らない方が多いようですが、
本間ちゃんはご存知ですか?
●本間ちゃん
ええ、もちろん。
ただ、その場で獲ったり、
食べたりする訳にはいきませんけどね。
●聞き手
広瀬川市民会議という市民団体は、
「広瀬川サケプロジェクト」の名称で、
サケの観察会や稚魚の飼育、放流などを実施していて、
仙台市役所1階のほか約30箇所に水槽を置いて
サケの稚魚を展示しています。

●本間ちゃん
小さいのにちゃんとサケの顔をしているんですよね。聞き手機会がありましたら、是非ご覧下さい。
※ 参考までに、仙台市の広瀬川においては昭和49年に「広瀬川の清流を守る条例」を制定しています。広瀬川の水質はもちろん、広瀬川をとりまく環境についても定めた、全国でも先進的な条例です。