第2回 配水管にも歴史が

そんな配水管にも歴史があることを、館内を案内して下さった館長の相沢正男さんに教えてもらいました。

昭和40年代ごろまでは、配水管の継手を麻ひもと鉛でふさいだ「印籠継手」が一部で使用されており、工事の際は現場で鉛を溶かしながら作業をしていたそうです。相沢さんもこの作業に従事していた一人。鉛を溶かすのに使っていたファイヤーポットを前にして、「配水管の継手に鉛を流し込む時に水と反応して溶けた鉛が飛び散ることがあり、それが熱くてもう大変でした」と、当時の様子を話してくださいました。

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【「印籠継手」】 

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【当時の様子を語る相沢館長】

「印籠継手」からゴムパッキンを使用した「メカニカル継手」へと移り変わり、現在は接合部が伸び縮みすることによって抜け出しにくい構造の「耐震継手」となっています。この耐震継手を使った耐震管は、東日本大震災による激しい揺れでも被害は無かったそうです。

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【「耐震継手」】 

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【「耐震継手」】

【ボトルドウォーター「ごくり◇きらり せんだい」】

「ごくり◇きらり せんだい」は、この青下水源地を水源とする中原浄水場の水を使用。ラベルもオシャレで、仙台にゆかりのあるものが「かくし絵」風に描かれていています。私も何個か見つけましたが、みなさんはいくつ見つけられるでしょうか?おいしい水を飲みながら探してみてはいかがでしょう?

【仙台にゆかりのあるものが「かくし絵」風に描かれています】