第5回 活動のベースは今後も仙台です

●聞き手

芋煮会というとやはり牛越橋の河原が有名ですが、例えば「こうちゃんの簡単芋煮会レシピ」として実際にそこで行う企画などいかがでしょうか。

●こうちゃん

今のところ予定はないですが、誰かそうした企画を持ってきていただけると嬉しいですね。実際にディレクターとの番組の打ち合わせのときに、じゃあ広瀬川を下ってみましょうかっていう話はしたことがありますが、なかなか企画は通らないみたい…

●聞き手

何とか実現いただきたい企画です。ところで、「仙台市カヌー協会」という団体で、毎年広瀬川をカヌーに乗って下りながら川の清掃をするという企画を行っています。澱橋から下って愛宕大橋の手前あたりまでカヌーやカヤックで下りますが、とても気持ち良いですので、もし機会があれば。

<参考>愛宕大橋上流付近の様子

●こうちゃん

そうですね。一度川に入ってちょっと流されてみたいなあと思いますが(笑)。

●聞き手

陸から見る広瀬川は、結構ゆったり流れているように見えますが、実際川下りすると、意外に流れが速くて、慣れていない人だと間違いなく転覆します。

●こうちゃん

そういえば埼玉県の長瀞で、カヤックに乗って川下りしたことがあります。すごく大きな川で、長い間とろとろ流れているから長瀞っていうらしいですね。カヤックでは有名な所のようですが。

●聞き手

キャンプをしながらゆっくり時間をかけ川下りを楽しむには、おそらく北上川のようにもっと大きな川の方が良いと思いますが、広瀬川は市街地部分でもかなり蛇行して流れているので、短い区間で急流や淵が連続していてまた別の楽しみ方があると思います。

●こうちゃん

ゴムボートで下ることはできますか。

●聞き手

本当にぬれてもいいような恰好でやるならば、ゴムボートの方が楽かもしれないですね。あとこの時期の広瀬川の風物詩というと、アユ釣りや灯ろう流しなどがありますが、ご覧になられたことはありますか。

<参考>霊屋橋下流付近でのアユ釣りの様子

●こうちゃん

灯ろう流しはまだありませんが、アユ釣りはあります。この時期は皆さんよくやっていますよね。

●聞き手

いたるところで結構盛んです。広瀬川のアユは召し上がったことはありますか。

<参考>広瀬川のシンボルのアユ

●こうちゃん

広瀬川のアユは食べたことはないかもしれない。

●聞き手

「こうちゃんの簡単レシピ」には、甘露煮とアユ飯がありました。

●こうちゃん

あれはいただいた冷凍アユを使っています。

●聞き手

魚好きとは伺っておりましたがアユはお好きですか。

●こうちゃん

実はよく食べます。川魚はあまり好きではありませんが、唯一好きなのがアユなんですよ。ただ、好んで食べますが、やはりお店で食べる機会が多いですね。アユ飯ならいいですけど、塩焼きなんかは家ではなかなかおいしく焼けなかったりするので。

●聞き手

魚焼きのグリルではなく、やっぱりちゃんと串を打って焼きたい、と。

●こうちゃん

食べるなら、ちゃんとおどり串を打って炭火で焼かれたものが食べたくて、そうするとお店で食べることになりますね。だから仙台とアユというイメージは重ならなかったのかもしれない。

●聞き手

確かにお店で広瀬川のアユが売っているわけでもないですし、街中にアユ料理屋さんがたくさんあるわけでもないですね。

●こうちゃん

ええ。気付いていないだけなのかもしれないですけど。

●聞き手

もし自宅でアユを作って食べるとすると、甘露煮、アユ飯以外ですと、お薦めの食べ方はありますか。

●こうちゃん

簡単に食べるならやっぱり塩焼きでしょう。

●聞き手

シンプルに焼いて食べる。

●こうちゃん

カボスをちょっと絞ったりして。でも、アユ飯も簡単で旨いですよ。

<参考>鮎飯(あゆめし)

●聞き手

ちなみに作り方は。

●こうちゃん

一回焼いてからご飯の上にのせて土鍋で炊く。

●聞き手

土鍋がポイントですね。

●こうちゃん

はい。それこそガスの火で。

●聞き手

こうちゃんはガス派なんですね。

●こうちゃん

そうです。

●こうちゃん

料理好きな人にはガス派が多いと思います。

●聞き手

やはり実際の火を扱うのが好きな人が多いのでしょうか。

●こうちゃん

調理器具を選ばないし。例えば、炒め物するとき、鍋を振るじゃないですか。IHの場合,基本は鍋底が常に触れてないといけない。あとガスだと中華鍋が使える。

●聞き手

よく使われますか。

●こうちゃん

はい。100円ショップで買えるような小さい中華鍋がひとつあると便利ですよ。あと「火加減」って、やっぱり火を見て加減するので、それがIHの場合だと、感覚的にあまりよく分からない。IHの良さもあると思いますが,自分としてはガスの方が使いやすいので。

●聞き手

仙台市ガス局でも大変お世話になっておりますが、全国のガス関係者からのお声が掛かることがいろいろあると思いますが。

●こうちゃん

はい。先週末も東京ガスさんとの仕事もありましたし、9月には北海道でガス器具メーカーさんと一緒の仕事も予定しています。

●聞き手

全国各地のガス屋さんから引っ張りだこですね。

●こうちゃん

おかげさまでいろんな所でガスの仕事をさせていただいています。名古屋にも行きましたし、あとは、何とか沖縄での仕事のお声が掛かればと思っています(笑)

●聞き手

沖縄県のガス関係者の皆さんぜひよろしくお願いします(笑)。こうして活動が全国区となっていますが、活動のベースは今後も仙台に置かれますか。

●こうちゃん

活動のベースというか、家は仙台にあるので。これからも仕事でいろいろな所には行きたいですが、基本的には仙台だと思っています。仙台にいて不便はないですから。

●聞き手

仙台の魅力の一つに、住環境の良さがあると思いますが、どう思われますか。

●こうちゃん

そうですね。住環境としては、自然があって、都会過ぎず、田舎過ぎずちょうど良いバランスだと思います。ただ、今住んでいるところの交通の便が良ければいうことはないんですが…家に来てもらうときに、最寄り駅は?と聞かれても、そもそも最寄りには駅がない(笑)。

●聞き手

どうしても「最寄りのバス停」ということになりますね。でも、静かで環境は良いと思いますが。

●こうちゃん

そうですね。あまり混まないですし。仙台の街は、仙台駅を中心にして南北方向、つまり泉方面と、長町方面に向かう道は混んで大変ですけど、仙台駅から家に向かう道路はほとんど混まないですね。最近は、そもそも混み合う時間帯に出勤しないということもありますが、そうした面でのストレスは全然ありません。

●聞き手

確かに朝は早いですよね。

●こうちゃん

ええ。東京に出張する時とか、朝7時過ぎにはもう仙台駅を発っていますから。でも東京へ行くにしても乗り換えなしで1時間40分で着くので楽ですね。