フリーライター/西大立目祥子

 仙台市片平市民センターでは、「広瀬川をゆっくり歩く会」という市民グループが、参加者を募り川の周辺をガイドするボランティア活動を行っています。令和3年10月7日、メンバーの方々がよりよい活動をめざすためのスキルアップ講座が開催され、その講師を務める機会がありました。以下に、その内容をご紹介します。

講座風景。
「広瀬川をゆっくり歩く会」のメンバーだけでなく、
他地域からの参加者も少なくなかった。

「広瀬川をゆっくり歩く会」とは?

 地元住民が中心となって広瀬川界隈をガイドする「広瀬川をゆっくり歩く会」が発足したのは平成26年のことで、講座の記録によると、これまで1年に5〜6回の散策の会が実施されています。令和2年〜3年はコロナ禍にあり、思うように実施ができなかったようですが、それでものべにすると、40回をこえるような活動を行っていることになります。1回の参加者は約30名ですから、参加者数ものべ1000名を越えているでしょう。市民活動の成果は、実施回数や参加者数だけで測れるものではありませんが、それでもこうして活動を積み重ねてこられたことに、敬意を表したいと思います。

 活動は片平市民センターの企画としてだけでなく、他の市民センターからの要請に応えて実施されたものもあり、片平地区の市民活動として地元に定着しさらに他地域からも認められる存在になっていることがわかります。