ソコにあるもので遊ぼう!
西公園プレーパークの会 presents
ヒロセガワプレーパーク 

 穏やかに晴れた師走の火曜日、「ヒロセガワプレーパーク」が開かれました。サポートしてくれたのは、近くの西公園で2004年から継続的に子どもの遊び場を開く「西公園プレーパークの会」。子どもの遊び場を川で開くと、さてどうなった!?

笹舟に虫探し、“ひっつき虫”のツリー!?

 河川敷から水のそばへ傾斜のあるデコボコ道を、子どもたちが探検気分で下りていきます。遊びを見守る役割のプレーリーダー・佐々木啓子さんがしゃがんで水を覗き込むと、子どもたちも真似っこ。それからキラキラ光る川面に笹舟を流したり石を投げたり、そーっと水面に指をつけてみたり。
 『あっ、赤トンボだ!』『ほんとだ、もう冬なのに』
 誰かのそんな発見から、今度は虫探しが始まりました。

川に葉っぱを流すだけでワクワクが生まれる

 「ヒロセガワプレーパーク」は広瀬川の大橋のたもとに、「西公園プレーパークの会」が出張して開かれました。この日のスタッフは3人。『その場にあるもので遊ぶことを大切にしています』と話す通り、持ち込んだ荷物は多くありません。工作の材料として西公園で拾った松ぼっくりやツタ、赤い実、ヒイラギの葉っぱ。プレーパーク名物・一斗缶焚き火の道具。
 あれ、クリスマスツリーのラインが描かれた大きな布はなに?
 『河川敷に生えているオナモミの実をくっつけて、ツリーっぽくできるかなと思って』と佐々木さん。オナモミは“ひっつき虫”として知られるトゲが無数に生えた実のこと。なんて愉快なアイデア!

大きな布に“ひっつき虫”をくっつけて、
クリスマスツリーを完成させよう!