第4回 広瀬川の清流を守るために

○広瀬川の清流を守るために

今回、初めて浄化センターを見学し、広瀬川の清流が保たれている一因を知ることができました。
清流を守るためには施設任せにせず、環境に対する私たちの意識を高めることも非常に大切です。米のとぎ汁1リットルに対し、アユが生息できるような水質にするにはどれくらいの水が必要か、みなさんはお分かりでしょうか?答えは、なんと浴槽2杯分の600リットル!生活排水はそれだけ、川の環境に大きな影響を与えています。野菜くずや油、灯油などを下水道に捨てない、側溝などにゴミを廃棄しないといったことに気を付け、いつまでも広瀬川の清流を守っていきましょう。

【BODを指標とした水質の目安。
川の水質に与える生活排水の影響がいかに大きいかわかります】

【放流口にて。この美しい広瀬川の清流を守るためにも、環境に対する意識を高めていきましょう。】

広瀬川浄化センターで処理をした水の一部は、隣接する折立公園の池の水として再利用されています。東日本大震災後、供給はストップしていましたが、11月から土曜、日曜のみ再開されました。平成12年9月には「甦る水百選」にも選ばれ、池ではコイが泳いでいたりカモがたたずんでいたりしています。みなさんもぜひ、足を運んでみてください。

【隣接する折立公園。11月から処理水の一部が池の水として再利用されています(土日のみ)】

【平成12年にはよみがえる水百選にも選ばれています。】