第4回 サケが遡上する川を未来に

サケが川に戻ってくる率(回帰率)は1000匹のうち3匹といいますから、わずか0.3パーセントにしか過ぎません。そんな貴重なサケたちをどう迎えていったらいいか。そんな気持ちで考えていけば、自分はどう行動したらいいのかという答えは自ずと見つかっていくと思います。サケが遡上し、アユも生息する清流・広瀬川を、いつまでも大事に守っていきたいものです。

○最後に…

川でサケを捕まえてみたいと思う方もいるでしょうが、この行為は「水産資源保護法」という法律で原則として禁止されています。罰せられますので、絶対に捕まえないように!
取材に訪れた日は晴れていたもののとても風が強く、真冬のような寒さでした。「この天気だと、川面が波立ってサケが見えないかもしれないですね」と伊藤さん。実際、なかなか見当たらず、郡山堰周辺で観察することにしました。


【参考】

ブログ「広瀬川のススメ」サケの人工授精見学1
http://hirosegawa.blogspot.jp/2012/12/1.html

ブログ「広瀬川のススメ」サケの人工授精見学2
http://hirosegawa.blogspot.jp/2012/12/2.html


○伊藤 勝さん
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広瀬名取川漁業協同組合 理事、リバーガイド
毎年サケの観察会等を実施。