春編 第６回 蜂球が完成
程なく、大竹さんが移動していった蜂の群れを見つけてくれました。
大竹
あの木の枝のあたりですよ。
なんと15メートル前後もある高い木の枝に蜂の群れが止まっています。
大竹さんによると、慣れてくると蜂がどのあたりにいるのか、見分けられるようになってくるのだとか。
大竹
もうしばらくすると、蜂球ができますよ。
蜂の群れは、間もなく塊の状態へ。見事、蜂球の完成となりました。
大竹
通常は新しい巣が見つかるまで、この蜂球になった状態でじっとしているんです。
新しい巣は、探索に出ている働き蜂が見つけるのですが、見つかるまで時間がかかることもあり、その間営巣活動はできないので、分蜂の前にはお腹に蜜をたっぷり溜めてから巣を出るんですよ。
