第2回 ハードでタフな芋煮会の思い出
●聞き手
東北大学のキャンパスは広瀬川にも近いので、芋煮会などでみんなと楽しむことも多かったのでしょうか。

●川島さん
そうですね。ただ、私は学生時代ラグビー部でしたので、芋煮会というと街中の広瀬川でやるのではなく、もうちょっとハードな芋煮会でした。ラグビー部では、広瀬川の上流の奥新川まで行って、そこから鍋やビールを担いで沢登りして、なるべく奥地まで行ってやる芋煮会が恒例でした。
●聞き手
奥新川で芋煮会をしている昔の写真を見ましたが、かなり歩かないと行けない場所に、たくさんの人が鍋や飲み物などを持って行って芋煮会をしていたようですね。今からは想像できません。

●川島さん
それはそれは楽しかったですよ。整備されていない場所なので、芋煮会の1~2週間前くらいに大雨が降ったりすると、橋が流されたりしていて。そういうところを背中にはビールを1ケース背負って、這ったり木を掻き分けたりして傷だらけになりながらの芋煮会。下級生は川に流されたりしたこともありました。かなりハードでしたが、楽しい思い出がいっぱいありました。

●聞き手
当時の体育会系は、そういった芋煮会が一般的だったのですか。
●川島さん
たまに合コンでやるときなどは牛越橋のあたりでやることもありましたが、部のメンバーで行く時はできるだけ遠くまで行こうということで、道なき道をかき分けて。
●聞き手
今でも研究室の皆さんで奥新川で芋煮会をされますか。
●川島さん
もうみんな大人ですから、日和って米ヶ袋のあたりでおとなしくやっています。
