■創生プランの見直し

この創生プランでは、計画期間(平成17年度~26年度)の中間年度となる21年度に、その時点における社会情勢の変化やプランの進捗状況等に応じて必要な見直し(以下、<中間見直し>)を行うこととしていました。

創生プランには85の取組事業を掲載していました。これまでの取組を振り返ってみると、特に、このうち市民側が実施主体となる34の取組事業のうち、当初想定していたとおり事業が進んでいなかったり、また未着手となっているものがありました。その一方で、創生プランに掲載されていない事業や新たな市民活動なども実施されてきています。こうした状況を受けて、創生プランの基本理念と基本目標を尊重しながら、掲載されている取組事業について、実現性・必要性の観点から検証を行いました。同時に、新たな取組事業を加えて、64事業に整理し、より実効性の高い行動計画に取りまとめる<中間見直し>を行ないました。

この<中間見直し>作業は、平成20年度から創生プランの策定と進捗管理を行うために設立された「広瀬川創生プラン策定推進協議会」で6回に及ぶ議論とパブリックコメントを経ながら取りまとめてまいりました。

今回の見直しで創生プランに掲載された新たな取組事業の主なものに、「広瀬川1万人プロジェクト」、「作並かっぱ祭り」、「笹舟プロジェクト」、「広瀬川でボート遊び」などがあります。

作並かっぱ祭りの開催風景

■これからの課題

見直しの検討を進めていく過程で、今後検討を進めなければならない課題も見えてきました。広瀬川市民会議が当初の想定どおりに機能していないことや、広瀬川に関する活動の原資、あるいは、市民参加を促す仕組みとしての「広瀬川市民協働基金(ファンド)」を未だ創設することができないことなどです。これらの課題はすぐに実現できるものではありませんが、関係機関でさらに連携を深めながら、実現に向けて検討を進めていく必要があると考えています。

今回の<中間見直し>を契機に、広瀬川に関わる活動をさらに実効的に進め、市民・行政協働による広瀬川を活かした川づくり、まちづくりをよりいっそう推進していきたいと考えています。

広瀬川創生プラン<中間見直し>
詳しくはこちらをご覧ください