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第2回「広瀬川創生プラン策定推進協議会」議事録概要

日時
平成16年10月20日(水曜日)13時30分〜15時30分
場所
仙台市役所上杉分庁舎5階第3会議室
出席委員
伊藤委員、江成委員、日下委員、小林委員、坂本委員、佐藤委員、高畠委員、藤原委員、山下委員
事務局
建設局百年の杜推進部百年の杜企画課
司会
百年の杜企画課長

1.開会(13時30分) 

2.挨拶 事務局(中村建設局長)

  • お忙しい中、また台風が近づいて来ているという雨の中、お集まり頂き感謝申し上げる。
  • 台風のニュースを見ていたところ、九州、四国がひどくやられているようで、仙台も夕方から明日朝にかけて大きな影響を受けるかと思い、局内も配備体制を敷いて台風に備えているところである。
  • この広瀬川も戦後、昭和22年23年カスリーン台風とアイオン台風で大きな被害を受けた。広瀬川のいたるところで氾濫し、災害復旧事業として河川の改修事業が行なわれ、当時の確率で1/40、40年に1回の雨が降っても大丈夫という河川計画で行った。これにより治水安全度も向上したという経緯もある。これらもあって、今日のような河川利用が可能になったのかなと思っている。
  • 第1回目の協議会では、概要とかスケジュールということだったので、実質的には今回が第1回の会議となる。
  • この広瀬川は市民の方も非常に思い入れの強い川で、また仙台のシンボルでもあり、たくさんの市民が期待している会議でもある。皆様方、忌憚のない意見をたくさん出して頂いて、創生プランの策定をより良いものに高めて頂きたい。
  • 今回も含めて年度内にあと3回くらいの会議が予定されているが、皆様方にはその辺を踏まえて計画策定をお願い致し、私の挨拶とさせて頂く。どうぞ宜しくお願い申し上げる。

3. 資料確認
○ 事務局 (石垣広瀬川創生室長)
    (資料の確認)

4.会長挨拶
○ 江成会長

  • 前回、第1回を行ったのが8月3日で暑い最中ということだったが、今日は大分涼しくなり時間の経過を感じさせる。
  • 前回、皆さんからいろんなご意見をお聞きしたが、それを参考にしながら今回から実質的な議論に入る。今回を含めて3回くらいの委員会でプランを煮詰めていきたいと思っているので、時間的には制約されるが効率的、活発な議論を交わしたいと思う。
  • 議事録の署名は、前回同様に五十音順で、今回は日下委員にお願いしたい。
5.議事
○ 江成会長
  • 最初に創生プランの原案について事務局から説明をお願いしたい。

○ 事務局 (石垣広瀬川創生室長)
    (資料説明)

(1) 全体構成
○ 江成会長

  • 全体構成について、「基本的な考え方」「分野別の施策」「計画の推進」と三つの章立てになっているが、基本的にこういった章立てでプランを作るという事でよいか。
    (各委員了解)

○ 江成会長

  • ダイジェスト版を作成するかどうかということだが、今のところの見通しでは本編は何ページくらいになる予定か。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • 概ね100ページ弱になる予定である。

○ 江成会長

  • そうすると100ページの物をそのまま読んで下さい、というのは大変なのでダイジェスト版が必要かなという気がする。ダイジェスト版を作成するという方向で考えていきたい。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • 読み物としてのコラム挿入の有無ということだが、どのようなイメージを持ってこのようなことが話されているのか。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • コラムで想定しているのは、平成13年度に市民意識調査を行っており、広瀬川に対する親しみ易さや訪れる回数等についてのデータがあるので、コラムとしてデータを紹介しながら別の角度で広瀬川についての関わりを述べられればと思う。

○ 江成会長

  • 具体例はあるか。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • 平成13年度に実施した市民意識調査を使う。

○ 江成会長

  • このまま使ってコラムにすると言う事なのか、グラフは入れずにデータを使ったコラムを作ると言う事になるのか。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • 第1回協議会の中で、パワーポイントの中のグラフで数値を示しながらこういった項目があると説明を行ったが、それを活用したいと思う。

○ 坂本委員

  • 分かり易くするのは結構なことである。

○ 佐藤委員

  • あまりにも複雑にならないか。イラストみたいな感じの表現はどうなのか。また、コラムと下の図表写真、そういうところが一緒になってもらいたい。

○ 日下委員

  • 読み物としてコラム挿入の有無というのは本文に対して入れるのか、ダイジェスト版に入れるのか。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • 基本的に両方を考えている。

○ 日下委員

  • 数字、イラストといろいろな表現があるが、適材適所でそういう表現を使って入れていくということか。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • そういうことである。なぜこのプランを作成したのかという、バックデータとして市民意識調査を紹介出来ればということである。

○ 江成会長

  • 佐藤委員からも、複雑になるのではないかとご指摘もあったが、入れ方にもよると思うので、全体として分かり易くなるように、プラン全体として柔らかくなるような適切な主旨で、適切なコラムがあれば挿入するという方向で如何か。
    (各委員了解)

○ 江成会長

  • 全体構成については、この章立てで考えていくということにしたいと思う。
    (各委員了解)

(2)表現方法
○ 江成会長

  • 表現方法だが、「です。ます。」調でいくのか「である。」調でいくのかということだが、素案はどうなっているか。

○ 事務局(吉川百年の杜企画課長)

  • 素案は「です。ます。」調である。行政として作る時は「である。」になるが、市民と行政の協働での報告という事になれば、イメージとして柔らかい方がいいのではないか。
  • 一番根本的な事だが、今回我々の作業としても、今までは行政側で作った計画というものを市民に提示し、意見を伺うという流れだったが、今回はあくまでも市民側が作った素案というのがあるので、それがあくまでもベースになる。
  • 一番の前提は素案にあるというのが大前提なので、ここのこだわりが先程のタイトルを変えるとか、素案の時にこういう言葉を使ったが行政の方は敢えてもっと分かり易くするということにつながっている。その辺は非常に大事に考えている。
  • そういう意味でも今回の流れをもって「です。ます。」表現を使用させて頂ければと思う。

○ 江成会長

  • それでは、表現方法は「です。ます。」調ということでいきたいと思う。それから図表・写真・図示・イラストを使って分かり易く仕上げたいというのもその通りだと思う。
    (各委員了解)

○ 江成会長

  • 紙のサイズはこのサイズか。細かい話だが、字の大きさは素案本文くらいが読み易い。後ろの資料の方は少し小さい。字の大きさの方も少し考えてもらいたい。

(3)第1章について
○ 江成会長

  • 第一章だが、提案されているのは素案の冒頭で述べられている広瀬川の概要を除いている。具体的にいうと、「第一章 広瀬川のこれまでと現在」というところで、広瀬川の個性や歴史、文化、それから広瀬川の魅力、この中で大自然との連結、街に近い自然、発展の礎、仙台のイメージ・シンボル、市民活動のフィールド、年中行事の舞台、仙台の風土を育む川、そして次に広瀬川のいくつかの課題がある。これが構成案の概要ということになるが。

○ 日下委員

  • 素案の冒頭の「はじめに」の部分の有無を考えて、この原案を作ったということか。

○ 江成会長

  • 有無を考えてというか、それを無くして、「はじめに」の部分の提案がされている。

○ 日下委員

  • 長すぎるからね。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • 素案については本文の参考資料ということで後ろにつける。素案にある、これまでの広瀬川と市民との関わりについては参考資料に入るので、あえて冒頭に広瀬川の概要とはというふうに載せなくても良いのではないか。「はじめに」で記載した程度の一般的な概要だけで抑えてしまってはどうかということである。

○ 江成会長

  • よろしいか。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • 続いて計画の目的についてはどうか。

○ 日下委員

  • 目的は良いと思うが、50年の計画期間というのが、知らない人が見た場合、「これ50年で計画するんですか、我々生きていないですよね。」と当然言われると思う。
  • 例えば一期5年とするとか、中長期的な計画のスタンスというのを明記した方が良いんじゃないかと思う。
  • 計画の基本理念に関しては、仙台市が関連する部門としては良いと思うが、都市河川なので、治水、利水、環境というバランスがあって初めて計画に理念ができるのだと思う。治水、利水、環境ということは、項目として川づくりのまず理念の一番大切なところとして、これは是非入れて頂きたいと思う。それに加えて、環境、親水あるいは安全・安心の川づくり、安定した利水とか、そういう項目を期待されたら良いのではないか。

○ 江成会長

  • 前段の計画期間で50年という設定は、基本的にそういうフィロソフィーだろうと思う。具体的な行動計画ということになると、長期、中期、短期といった設定の仕方が必要になる。

○ 山下委員

  • 50年というのは長い。我々が責任を持てる計画なのか。

○ 伊藤委員

  • 逆に、後世に引継いでいくという観点が入っており、もちろん見直しはすると言っているので、むしろ長くして後世に引継ぐべき広瀬川の考え方とういことで50年位の方がいいかなと思った。

○ 山下委員

  • この行動計画を見ても現実的な計画になっているが。

○ 伊藤会長

  • この計画のほうはわりと短期的というか、長くない間にやることを分かり易く書いているが、イメージとしてはやはり50年ぐらいのタイムスパンを考えてはどうか。
  • 計画の目的と計画の基本理念というのが分かれているが、「計画の目的と基本理念」というふうに一つの項目にして、こういう理念のもとにこういう目的でこんなことをやるんですよ、とまとめる方がいいかなと思う。理念を先に持ってきて、目的とその理念というふうに括った方がいいのではないか。

○ 日下委員

  • 今の伊藤委員の意見を支持したいと思う。目的と理念は一体である。分けて考えると、別に目的と理念があるような感じになる。

○ 高畠委員

  • 長期・中期・短期と分けるときに、この非常にたくさん数があるものをいくつかの系統に統合していくような形の審議会みたいなものを考えたらどうか。比較を一度出し合って、これは短期だからどこどこに入れようとか、これはもしかしたら長期なんだけれども短期ではこれとこれをやっていこうとか、みんな集まって一度話し合ったほうが非常にスムーズに行くのではないか。

○ 佐藤委員

  • ちなみに第3章の方で推進状況の見直しという項目がある。進行管理をするということは、50年を考えた中での進行管理となる。そうなれば当然、長期とか、中期、短期と、そういう色分けをしないと進行管理できない。このように羅列してしまうと、いつまでにやれるのかという疑問が出る。
  • 最終的には50年という目標はいいが、その間には何年位を目安にこの事業を立ち上げるというような形で、後ろに目標とする時期を明記すべきだ。

○ 事務局(吉川百年の杜企画課長)

  • 我々の設定の時に、素案に50年と載っていたのは大事にしないといけない。やはりそこには思いがあったと思う。同じ行動がずっと継続されるということ、これはこれでいいと思う。
  • 佐藤委員がおっしゃったように、今後それを進行管理するといったときには、50年じゃなくてそれはやはり短期・中期、あるいは5年計画とか、いろいろあると思う。我々がやっている百年の杜づくりも、百年という言葉を使いながらも実際の行動計画としては10年と一区切りつけて今やっている。ですから山下委員の、これじゃ管理できないだろうというのは、我々も感じているので、その50年というのはあくまでも引継ぐ、将来に持っていくんだという、むしろ100年でもいいと思う。そのイメージと、さしあたって当面これをやることで、メリハリがあった方がいいと思う。
  • 皆さんがおっしゃったのは長期的に継続性を持たせたいという気持ちと、さしあたって短期的に何を重点づけるかと、その2点をうかがえたのかと思う。

○ 江成会長

  • 計画期間の設定の問題については、ほぼ同様のご意見だろうと思う。
  • 問題は、例えば主体別行動提案にある程度、長期・中期・短期という分類をするか、あるいはこれとはまた別に短期の行動計画、中期の行動計画、長期の行動計画というふうに提案をするか、その辺はいくつか形があると思う。やはり時期を主軸にした具体的な提案というものも形にしたほうが分かり易くなる。
  • そういうことでよろしいか。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • もうひとつの問題が、目的と基本理念の関わりだが、案としては計画の目的に書いてあるようなことを言って、こういう目的に向かって次の三つの理念に基づいて計画を策定するということでいいのかなという気がする。あえてこれを別にしなければならないということは特に無さそうな気がする。

○ 高畠委員

  • 目的で言っていることで強調したい部分を理念で抜き出していると、今まで関わってきた者としては思う。中身は同じである。
  • この箇条書きの三つの柱は重要なので、どこかに残したいと考えている。項目別の簡潔な理念というのをきちんと明記したほうがいい。

○ 庄子百年の杜推進部長

  • 第1章2番目の「計画の目的」というところを「計画の基本理念と目的」というふうにして、そして計画の基本理念ということで先ほど高畠委員からもあった3項目を整理して、その下に改めて目的ということで文章を書き込んであるというという一体的な整理をした方がよろしいのかなと思う。

○ 日下委員

  • 計画の目的のところで、「広瀬川の新たな魅力の創出を図っていく」という前に「安全・安心・豊かな川づくり」という文字を追加していただければいいというふうに私は思っている。治水、農業用水の利水の立場の意見をこれまであまり入れていなかったので、目的のところでこの文字を入れてもらえればいいと思う。

○ 高畠委員

  • しかしそれは具体的な例としてこちらに挙がっているので、基本理念に挙がっている三つぐらいに要約した方がいいのでは。

○ 山下委員

  • 利用だけでなく、生活を守るとかそういうことも重要だと思う。利水とか治水とか。

○ 坂本委員

  • 私も安全・安心というのは入れてもらいたいと思う。

○ 小林委員

  • (1)、(2)、(3)というのは感じとしてはなんとなくそれらしい感じだが、ぼやけている。こういうことは今まで何回も聞いている。
  • やはり広瀬川の水が足りない、そういうのをどう利用しているか、そういうことを仙台市の新しい創生プランというふうにして新たに立て直した方がいいような気がする。「悠久の流れ・広瀬川の自然環境」というのはいいが、じゃあ何をするのかということになると、治水、安全というのを出した方がかえっていいような気がする。

○ 江成会長

  • 言葉をどのように解釈するかだが、広瀬川と共生する暮らしというのはもう既にそこに含まれるという解釈もできる。安全も安心も利水も治水もすべて、共生しなければいけないわけなので。

○ 小林委員

  • それは今まで何度も同じような内容を聞いているので、解釈の仕方によるというのとは別に、今こういうところがいちばん危ないですよと、そういう感じで。

○ 日下委員

  • 計画の基本理念の(2)のところで、広瀬川と共生する暮らしの発見というのは、具体的に言うと、治水・利水・環境のバランスのとれた川づくりということだと思う。そういう表現をして頂いて、(3)はそのままでもいいと思う。先ほど言った目的の中に「安全・安心・豊かな川づくり」という項目を「とともに、」の次に入れて頂いて、そして「広瀬川の新たな魅力の創出」というふうにつながれば、私としては大変満足である。

○ 佐藤委員

  • 川を管理する立場から言えば、治水という言葉も入れてほしいと思う。

○ 日下委員

  • システム上のことで今回明記していないが、広瀬川の治水ということは避けて通れない課題なので、明記した方がいいのではないか。

○ 事務局(吉川百年の杜企画課長)

  • (1)、(2)、(3)、の表題を生かして、その下に副題的にコメントを入れるやり方でもいい。会長もおっしゃったように「共生する暮らし」という中には、当然、治水というのも入っているので、共生のところに入れるというふうにする。ただ、基本理念があまり長くなるのも問題なので、中身を下に書くという方法もあると思う。

○ 日下委員

  • その辺はお任せしたい。よろしくお願いします。

○ 江成会長

  • ではこの点についてはそんな感じで。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • 「計画の位置づけ」はこんな感じかなと思う。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • 「施策のあらまし」で、タイトル部分が草案の言葉から少し変更している。草案で「課題」となっていたのを「施策の方向」、「目標」は「事業の概要」、「協働」は「主な取組」ということである。「課題」というのを「施策の方向」というふうに直して、内容もそういう方向で表現をしているということか。「課題」というのは問題点を指摘するような感じが強いが、「施策の方向」というふうになると、その課題を認識した上でどういうふうにしていこうかという、そういう方向性が示されているということで、そういう意味では一歩前進しているという印象を受ける。「目標」を「事業の概要」にしたというのは、具体化したということになる。「協働」というのは草案ではむしろ目標を具体化するための協働の取り組みというようなニュアンスが感じられたが、「主な取組」となると、かなり具体的な取り組みがいろいろとここに出てきているという印象である。

○ 日下委員

  • 草案を作るときに非常に苦労したところだが、最初は課題というのは無く、目標から考えたが、じゃあ目標は何のために作るんだというのが出て、やはりきちっとした問題提起、把握がないと進んでいかないということがあった。そのために課題という項目を書いて、そして目標から先の取り組みに向けていくということを考えて作った。
  • 今回の資料3で示されたものは、最初に施策の方向が出てくる。これは何のために施策の方向をつくったんだとなると、ここでまた説明が一つ必要になってくると思う。例えば先ほど言った県管理の河川委譲はなぜ政令指定都市としてやらなきゃいけないのか。それは川の管理の一元化ということに関して、地方分権に応じて進めていこうと。そういう課題に対する取り組みのアクションのシステムができていくということを入れた方がいいんじゃないかということを今でも強く思っている。ですから、いきなり「施策の方向」と言ってしまうと分かりづらいんじゃないかと思う。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • この一覧表は、苦しい部分がありこういう表現をしたが、本文の第2章で分野ごとにシステムの整備という項目があって、すぐ「施策の方向」に入るのではなくて、システムの整備についての現状の課題とか、今目標とすべき方向性とかいろいろ述べられている。それについてはこの部分で表現したいと考えている。
  • その文章で表現されたものを踏まえて、「施策の方向」、「事業の概要」と細かく書いていくというようにしているが、この一覧ではなかなかそこまで表現できないので、表はこのままの表記にして、本文で前に述べられたことを表現したいと考えている。

○ 日下委員

  • 趣旨はよくわかるが、今回作った表は項目が細かくなって見にくくなっている。もう少し基本的な行動提案のパターンを知るという意味で必要ではないか。本文だけで分かるということではなくて、方向性を一つのチャートで示すという意味では「課題」と「目標」というのはあっていいのではないかと思う。

○ 伊藤委員

  • この一覧表は、一番左側に「理念」があって次に「施策の方向」があり、縦には「システムの整備」とか「親水性の向上」という項目についてだが、例えば「システムの整備」などの大きな括りの項目については、「期待と目標」という括りにしておいて、その右側が「施策の方向」というふうにしたら分かるのではないか。「期待と目標」が「システムの整備」や「親水性の向上」で、その次に「施策の方向」があって「事業の概要」はどうする、というふうにした方が良い。私もすぐに「施策の方向」があって戸惑ったので、まず期待するもの、目標があって、施策があり、具体的に細かくなっていくというのがいいかなと思う。

○ 事務局(吉川百年の杜企画課長)

  • 資料2の第2章のところにある「分野別の広瀬川の現状・課題・目標」を整理した上でこの表を作成すると思っている。確かにこれ1枚で全部分かるようにということでやると本当に細かくなってしまう。これだとメニューを全部ここに挙げたという感じで、次の段階としてはこれをさらに整理する必要があるが、先ほど日下委員からあった現状・課題・目標は大事だと思う。
  • 表でなく本文の方で触れる、ただし表し方を分かり易いように工夫するというのは、本文の方で細かいものまで全部載せない目標までの整理の表があってもいいと思う。

○ 江成会長

  • 一つの表に全部入れ込もうということではなくて、さきほどの長期・中期・短期というのもあるので、二つに分けた方がよさそうである。素案の課題の部分を生かしながら表を作っていくという方向で、表についての整理はもう少し工夫することにする。
    (各委員了承)

(4)第2章について
○ 江成会長

  • 続いて第2章に入っていく。分野構成は「システムの整備」、「親水性の向上」、「治水・利水の安定」、「川への認識の向上」、「森林の保全の確保」、「その他」というふうに分けられている。基本的にこれは素案の考え方と同じだと思う。

○ 山下委員

  • 理念で「自然環境の保全」といったことをうたっているが、施策の方向性として環境に関する括りが無いがその辺は必要なのではないか。

○ 伊藤委員

  • 私もそれは同感である。治水・利水というのはもちろん大きな括りとしてあると思うが、親水性の向上というところに環境も入っているのかなと思ったが、そんなに大きく取り上げられていない。
  • 水産生物が良い環境で棲める環境が大事だと思う。素案を作ったときに、広瀬川の期待というところでは、鮎が棲む川であるとか、鮭が泳ぐ川ということを意識されていたのではないかと思うが、こういう項目については、小さな項目では魚資源の保全というようなところで出ているが、やはり水産生物の保全とか環境の保全というような項目が、他の治水・利水の安定などと同じような立場で取り上げていただけないかというふうに感じた。

○ 高畠委員

  • 基本理念に自然環境の保全というのも入っているし、これまで素案づくりに関わってきたのはほとんど環境団体である。環境団体の人間というのは最初に環境ありきという考え方で物の発想をしているので、どんなアクションにしろ計画にしろ、環境を大事にするという配慮なしでは物を考えないので、私はこれを読んでも何の抵抗も無く感じていた。これをかえって魚類とか一つのものに絞られると、非常に分野が狭く感じられてしまう。余計なものは作らない、使わないというところから始まっての計画だと思っている。

○ 日下委員

  • 施策の方向性を「システムの整備」、「親水性の向上」、「治水・利水の安定」、「川への認識の向上」、「森林の保全の確保」、「その他」という項目で方向性を分けた。そうすると、やはり河川の管理上、あるいは河川に関する行政も民間も市民も目標が必要なわけで、その方向性を分ける中で環境という項目は必要である。例えば六・七郷堀の通水というのは親水性の項目として捉えるのか、環境の項目として捉えるのか、あるいは防災の意味で捉えるのかと、いろいろな目的があるとは思うが、やはり項目の分け方としてはきちんと環境を明記した方がいいのではないか。
  • それから、鮎というのは、広瀬川の清流を守る条例で清流の指標は鮎ということになっている。今年名水百選の中でも評価された条例の中の指標の鮎が、どうすれば戻るかということをきちんと考えて明記するということが大切だと思う。

○ 伊藤委員

  • 環境といったときに、人間の環境としての川ということと、その川の中にいる生き物が指標になるわけなので、水産生物がちゃんと育つということと、私達人間の生活が両立する部分を目指すのがいちばん川を守ることにつながる。分野別の項目だけについて加えなければいけないとは私は思っていないが、その中にきちんと位置づけられていればいいと思う。他の治水・利水と水産用水というのを私は並列的に考えてきた者なので、並行するような形で考えていけないかと思った次第である。重複している内容の整理・統合のところで整理してもらえればいいかと思う。

○ 日下委員

  • 理念があって施策の方向に行くための枠の中に、前段で目的を書いた治水・利水・環境の項目の中で右側の具体的な流れというものを分けて明記されるように整理できていないといけないと提案させて頂きたい。

○ 江成会長

  • 今のは三つに分けるという意味か。

○ 日下委員

  • いいえ、ちゃんと環境の項目を入れたいということである。最初から治水・利水ということを目的で言っていたので、環境という項目をはっきりと入れて頂いて、そして右側の流れを整理して頂くということである。

○ 江成会長

  • 具体的には今「システムの整備」から「その他」まで六つに分けられているが、それに「環境」というのを1項目入れて、それで整理した方がよろしいのではないかというご提案である。確かに前段で治水・利水・環境というのが出てくると、それは入った方がいい感じがする。
  • 親水性というのと、先程の鮎の棲息の問題とは少し違うところがある。親水性というのは人間にとっての親水性ということなので、それと広瀬川の自然環境としての環境を保全していくというのはちょっと違ってくると感じる。そういう点では環境という分野を一つ設けた方が納まりがいいという感じがする。

○ 庄子百年の杜推進部長

  • 「川への認識の向上」という中に環境分野も入っているので、項目は一つ増えるが、そういった分け方もできるのではないかと思う。検討させて頂く。

○ 伊藤委員

  • 「川への認識の向上」というのは、市民の精神的な部分にも入っており、もっとうまい表現はないかという気がした。実はこの中に環境の問題や魚の問題もたくさん入っている。

○ 江成会長

  • ソフトの部分としてはここがいちばん大事である。

○ 事務局(吉川百年の杜企画課長)

  • 部長も言ったが、「川への認識の向上」のところに環境の項目も相当入っている。ただ私は逆に、「川への認識」というのが市民の団体の方から意見として出たということは、これはこれでいいんじゃないかと。今回は横並びとして、別の整理になるというならそれはそれでいいが、素案の方での川への認識というのは、もう少し広瀬川に愛着を持って接する機会を設けたいという思いで、それが市民の側から出たというのは貴重だと思っている。

○ 高畠委員

  • 若者の間で川への認識が無く、お年寄りだけが川の文化を伝えているということは私達の中ではかなり大きなウェイトを占めていたはずである。

○ 伊藤委員

  • これはとても大事な部分だと思う。市民一体の意識改革のようなものが入ってきたプランとしては、全国に先駆けているという気がしていて、とてもいいと思っている。

○ 高畠委員

  • 清流を守ろうという気持ちもこういうものの次に起こってくる気持ちである。これはこれでなんとか生かしてほしい。

○ 庄子百年の杜推進部長

  • 環境というものと一体的に残しながら整理したい。

○ 江成会長

  • では分野構成についてはそういった方向で。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • 二つ目の項目として、「親水性の向上」や「治水・利水の安定」の中にハード事業が具体的な行動として入っているが、これについてどう取り扱うか。この原案では、行政実施のハード事業については実施主体だけを記述している。それから完了事業でも同じ視点から掲載をした。今後、市民やNPO参画可能なものについて、役割分担を記述した方がいいかどうかというようなことがあるが、まずハード事業を行動提案の中に書くべきかということだが、どうか。

○ 日下委員

  • これは明記した方がいいと思う。市民のみなさんには、国も県も区別はないから、川については情報を正確に伝えていくという設定が必要であると思う。

○ 江成会長

  • 行政との協働関係ということを志向しているわけだから、それらの情報についてはハード事業についても入れていく。
  • ハード事業をやる場合でも、行政の方では最初の基本的な方向として市民やNPOとの協働ということを志向していると思うので、行政の方から期待する役割分担もあると思う。ハード事業の情報を発信する際に、そういうことも併わせて情報として提供して頂くということでどうか。具体的には、県と国交省としてはそのような方向でよいか。

○ 山下委員

  • ソフトをやっていく上でも、ハード的な取り組みの面もあるので、入れる必要がある。

○ 江成会長

  • 逆にハードの整備上でも結果的にソフトということが重要である。では、そういう方向でいきたいと思う。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • それから、(3)の公園整備の重複事業内容の整理統合の改正について。具体的にはどのようなことか。

○ 事務局(石垣広瀬川創生室長)

  • 資料3の1ページ目の、都市公園整備事業、海岸公園整備事業、青葉山公園整備事業というのがあるが、それぞれ1公園整備事業となっているが、青葉山公園と海岸公園とで手法が違うのかといえばそうではない部分もあるので、整備統合するということで、主な取り組みの項目として整理させて頂いた次第である。

○ 江成会長

  • 今取り上げられた三つの中で、青葉山公園整備事業というのは何となく青葉山公園だと分かるが、海岸公園整備事業とか都市公園整備事業とかは、よく分からない。

○ 事務局(吉川百年の杜企画課長)

  • うちの部の事業で一番整理されていないので恥ずかしく思っている。先程全体的な施策の見直しとあったのでこの件、あと色々な大きめの形なども載っていて、その辺を一緒にした方がいいのではないか。
  • それから見ていくと、市民活動の中でも同じ目的であるということで整理できるものもあるので、次回までに整理させて頂く。

○ 江成会長

  • では、次にはよろしくお願いしたい。

(5)第3章について
○ 江成会長

  • 第3章は計画の推進ということになる。協議項目として挙げられているが重点事業の設定ということだが、これは先程の計画期間の問題の話と少し違う。この辺との関係をどういうふうにまとめるか。

○ 事務局 (石垣広瀬川創生室長)

  • 先程来、検討頂いていた計画年度の期間の取り組みだとか、中長期をどうするかがないと結局書き込みが出来なかったので、今回こういう形で提案させて頂いた。
  • 第2章の部分で、事業についての整理統合の中で、重点的に取り組んでいくことが協働推進の上で典型的であり、分かり易いというものについて、重点事業という形で採り上げさせていきたいと考えている。
  • こういった方針がご了解頂いたら、次回までに先程の事業の整理を含めて、重点事業についてもご提案させて頂きたい。

○ 江成会長

  • 基本的な考え方として、短期の部分について重点事業を設定していく。中期くらいまで多少出てくるとは思うが、そういう方向でいかがか。

○ 日下委員

  • 例えば県管理の河川委譲について、いつ具体的にどのような目標で進めていくのかというところが分からない。予算の問題とか色々あると思うが、ある程度の目標がないと予算があっても、あるいはマネジメントの基準など、市の側から準備をしなければいけないので考えていると思うが、これでは見えてこないので、重点項目として分かり易くして頂きたい。
  • 六、七郷堀の年間通水に関しても試験通水からいつまで具体的にどうするのかということも、大変意義があるので具体的に分かり易く出してほしいと思う。

○ 事務局 (吉川百年の杜企画課長)

  • 河川権限委譲というのは非常に難しい。まず、今の国・県・市の関係の中でこれを進めさせて頂いて、進んでいった時点でこのプランの役割分担が変わると思うので、それまで考慮していくということで考えていきたい。今回示すことは困難と思う。

○ 日下委員

  • 一番最初に我々が素案を作った時に、システム上の課題として河川管理が一元的でなく、そこから出てくる問題が色々あるということがあった。
  • 目標がないと何のためにやっているのかとなる。ある程度の方向性に対して、きちんと目標を明示してもらえれば、我々としても、もっと一生懸命になるということだと思う。

○ 中村建設局長

  • 河川の管理権限の一元化については進めているが、残念ながら今の法体系が一元化されるようになっていない。要するに、河川法だけでなく砂防法から何から色々な法律で河川が守られている。河川法については若干の改正があって市町村が管理できるようになったが管理できるのは限られた管理区域で、要するに法体系が一元化されてない。そこについては不満が残るところだが、一元化する方向で記載しようにもできない。そのことを、このプランに盛り込むかといっても難しいと思う。

○ 日下委員

  • 私が言いたいのは、水防法など色々いっぺんに変えられないことはあるが、ただ政令指定都市がなぜ河川権限の規制区間を受け取るになったかというと、今すでに進めている仙台市と県との協議があったからですよね。やる方向と決めた案件については市民は評価している。しかし、それはいつだかわからないとなると、これは何なんだろうなとなる。
  • 我々は市民のレベルでやっていればいいということなのか、これから市としても積極的にやっていこうという姿勢が見えるのかどうかということである。

○ 中村建設局長

  • 取り組みについては一生懸命はやるのだけれども、そのことでプランの中身が大きく変わるかというと、そう大きく変わるとは思えない。

○ 日下委員

  • 例えば、六、七郷堀の年間通水は、広瀬川本体だけの水が安定していればいいというわけではなくて、広瀬川の水系は人間の血管と同じで一ヶ所に都市の機能をなす水源、そういうことを含めて通水は試験的な通水を含めて市の方としてこういう目標でやりますよということで出していることについては我々も評価しているしバックアップも必要だと思う。
  • 何のための短・中・長期の計画を作っていくか、これは行政がやるべきこと、我々は市民団体として協働してやるべきこと、私はお互いが機能の一つだと思う。

○ 中村建設局長

  • あいまいな領域は残ると思う。環境規範を併記するような形で、つまり市・県・国で割って併記するまで一括りで考えてもらうしかないと思う。

○ 山下委員

  • 河川の管理は河川法が基本になる。だから管理が資産になるかではなくて、川の水を市内自由に使えるかということである。手続きが早くなる可能性はあるかもしれないけれど、基本的な考えは変わらない。
  • 水が無ければ使えないわけだから、今、広瀬川に導水できる水は、源流と呼べるものはなく、それをいかに導水するかということで市が色々知恵を出して苦労されている。それは、市がOKして、県がOKして、国も関与してできるという話になって初めて使えるという状況である。だから、そのどこかに県が関与できるようになったとしても、市がすぐできるという話でもない。

○ 日下委員

  • それは河川権限委譲と通水に関しては別だということはだいたい分かる。
  • 私が言いたいのは、四ツ谷用水に関してもそれをどう具体化させるかというのは、これも市民環境団体と関わっている問題で、未利用水を0.5か0.2t流すことに関して、市のスタンスと市民団体の連携があって初めて実現していくものである。そういうように目標というのは行政としても作る、あるいは市民団体としても作っていく中で一緒にやっていこうということが必要ではないか。または、目標として、中長短期の計画にも落とし込めればその方が分かり易いのではないかという趣旨である。

○ 高橋建設局次長

  • 河川権限の委譲というのは、ただ権限というだけではなくて、将来の河川整備に関して莫大な財政負担を抱え込むかもしれないわけである。立ち入ったこともあるので、今その辺も含めて協議しているところで、その日に向けて受けるというような方針を市が出せる状況にはない。今回のプランの中に市がいつ頃までに権限の委譲を受けるということを目標として進めていると書き込めるのは少し難しい、もう少し時間がいると考えている。

○ 江成会長

  • 創生プランを策定あるいは推進する上で、河川管理者がどのようになっているかということは大変大きな関わりを持つわけで、そういった視点から私も第1回目の時にそれについて触れた。
  • しかし、創生プランの中でそれについての見通しやプランを入れ込むというのはちょっと場違いな感じもする。したがって、創生プランを実施していく上でその問題を避けて通れないことになるので、プランを実行していく上でのチェック、あるいは計画の見直し等々の議論の中でもこの問題についての情報を的確に市の方からも入れて頂き、審議サイドからの色々な要求も市に反映させるということで、実質的な部分でそれを早めるようないい形になるような方向で関わっていきたいと思う。
  • 重点事業の設定の問題については、先程のような計画期間、それと関わらせながら設定をしていくというふうにしたいと思う。
    (各委員了承)

○ 江成会長

  • 二つ目の進行管理方式については、当然年度ごとにチェックをして必要な見直しをしていくということをやる方向でいきたいと思うがよろしいか。
  • こういう進行管理はどこでやるという形になるのか。

○ 事務局 (吉川百年の杜企画課長)

  • この協議会で行う。

○ 江成会長

  • 以上、事務局の方で提案された協議項目について一通り議論をしたのだが、それ以外の問題について委員のみなさんから何かないか。よろしいか。


6.閉会
○ 江成会長

  • 予定の時間が来たので、以上のような議論を元にして、次回までにプラン案を作成して頂く。

○ 事務局 (吉川百年の杜企画課長)

  • 次回の開催は、12月を予定している。日程が決まったらすぐみなさんの方に連絡させて頂く。正式な開催の案内については別途会場を決めてお送りする。

○ 江成会長

  • 本日の議事録は、事務局の責任でまとめて頂き、私と係りが署名させて頂くのでよろしくお願いしたい。それでは本日の議事を終了する。どうもみなさんお疲れ様でした。

以上


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