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私の広瀬川インタビュー

広瀬川に関心がない人たちにできるだけ広瀬川へ目を向けてもらえるよう、市民にとって身近に感じられる仙台市に関係の深い著名人に、広瀬川との関わり、想い等を語ってもらいます。
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第14回内館牧子さん
内館さん平成21年12月22日(火)
15:00〜16:15

 場所:東北大学相撲部
聞き手:佐藤幸輝(仙台市建設局広瀬川創生室)

『川にまつわる思い出』
聞き手

 秋田生まれの東京育ちと伺っておりますが、川にまつわる思い出などはありますか。
内館さん
 東京では多摩川のジャイアンツの練習場の近くに家があって、多摩川までは歩いていける距離でした。男の子たちはみんな、ジャイアンツの練習場に行く途中に川原で遊んだりしてましたね。私が通っていた高校は、多摩川の土手のほとりにあって、私は水泳部に入っていましたが、練習では必ず校舎から多摩川までランニングです。ガス橋という大きな橋から多摩川沿いにずーっと走るというのが、最初のメニューでした。
聞き手
 それでは多摩川にまつわる思い出といいますと、ランニングですね。
内館さん
 そうですね。部員は「水泳部」と縫いとりされたお揃いのジャージ着て、「ファィト!」と叫びながら多摩川沿いを走っていました。
聞き手
 青春の一コマという思い出ですね。
内館さん
 よく、女の人って「海が好き」というでしょ。恋愛中なんか特に「私、海が見たいの」とか言うじゃない。でも私は、そういうこと思ったことが一回もなくて。会社ではヨット部だったので、いつも江の島でトレーニングをしていて、海は大好きですよ。でも、一番好きな風景は、川。それも街の中を流れる川なんです。だから秋田の雄物川や、東京の多摩川や隅田川のように、とにかく街中を流れている川がすごく好きですね。
聞き手
 川にまつわる思い出は、街とのセットになっているんですね。
内館さん
 そうですね、例えば「多摩川の風景」といっても、私がイメージするのは奥多摩の大自然の風景ではなくて、中学生や高校生が部活動の練習する場所でもあり、高校生のデートコースでもあり、川の向こうの工場街に西日が落ちて街が暮れていく、というような。街中を流れる川の風景が、私は本当に今でも一番好きですね。
聞き手
 ヨーロッパのセーヌ川、ライン川など世界各地の川もご覧になったと伺っておりますが、思い出に残っている海外の川や街並みはありますか。
内館さん
 川が好きで世界の川をずいぶん見てきました。ニューオリンズのミシシッピー川、ニューヨークのハドソン川、ロンドンのテムズ川もそうですが、やっぱり、川と一緒に人が生きているっていう風景が好きですね。
 以前私、「ひらり」というNHKのテレビ小説を書き終わった後、半年間完璧に仕事を休もうと決意したことがあるんです。日本に居ると書くことが好きなのでつい仕事をしちゃうから、海外に行こうと、それも、気取ってパリのセーヌ川の近くで暮らしてみようかなと思ったわけです。パリやセーヌ川の近くに知り合いがいたわけでもなんでもなくて、よし行こうと決めて、3月にテレビ放送が全部終わった直後にすぐパリに行ったんです。まずはセーヌ川の近くのホテルに滞在して、その間にアパートを探したりしようと思ったんです。半年間も居れば、セーヌ川も美術館もたっぷりと見られると思って行ったんです。
セーヌ川聞き手
 パリではたっぷり川のある風景を堪能されたのでしょうか。
内館さん

 朝はちょっと歩いてセーヌ川のほとりでご飯を食べて、美術館に行ったり、また、滞在中に一度友達が東京から来たので、イタリアのフィレンツェに小旅行もしました。アルノ川が良かったですよ。その後またパリに戻って、朝から晩まで、セーヌ川の側を歩いて、美術館観て、アパートを色々と探してという生活を1ヶ月程しましたが、そういうのんびりした生活に飽きちゃったのね。いや〜、こんなに来る日も来る日も両手が空いているというのは私にはダメだ、耐えられないなぁと思って、ちょうど五月場所も始まるからということで、結局アパート借りる前に帰って来ちゃったんです。半年の休暇予定が1ヶ月やっと。それで帰国後すぐに、両国国技館で新聞記者さんに「内館さん、パリにはこれから行くんですか?」と聞かれたんですが、「・・・もう帰ってきたのよ」って。その時は、お休みの取り方も人それぞれだなと思いました。でも、パリに1カ月ちょっと居たことで、街の人がセーヌ川を大事にしていることがよく分かった。



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